高知新聞が日高村特集をやってくれたおかげで私の投書が採用されました。高知新聞の影響力は大きく村を歩くと初めて会った人にまで祝福されます。いつものように太刀踊りに出会えた幸運を書いたのですが、見知らぬ人が私の投書に喜んでくれるのを見るととても暖かい気持ちになります。それもこれも、上手に読みやすく編集して載せてくれた高知新聞の皆さんのおかげです。
このブログも高知新聞が校正してくれれば少しは読みやすくなるのですが。
明日11月15日は小村神社の大祭、国宝「金銅荘環頭大刀」の拝観日です。この国宝の素晴らしさはブログ「村の国宝を紹介します」をご覧ください。
今日、小雨降る小村神社は静まりかえっていました。いつもと同じ誰もいない境内。おとといの「メシふぇす」をやりきって小村神社の大祭はすでに終わったとも思える静寂。明日たくさんの人でにぎわうのか、はたまた静けさの中で国宝を拝観するのか全く想像ができません。そもそも本当に明日国宝が公開されるのでしょうか。小村神社は不思議なくらいいつもと同じでした。
関東に住んでいるとき、国宝を見るというのは大変なことでした。上野で正倉院展が開催されれば高いお金を払って長蛇の列に何時間も並ばなければ国宝を見ることができませんでした。小村神社の国宝は正倉院とほぼ同時期の古いものなのに明日は500円で見ることができます。この村の静けさはとても奇妙に思えます。
昼間、高知市内に行くと龍馬生誕祭の準備に上町はにぎわっていました。関東人の私からすると龍馬よりも国宝の方が人を呼べると思ってしまいます。高知では明治維新がまだ昨日の出来事です。
神聖なものを見るときは騒いではいけない。日高村の静寂は国宝を見る本来の姿勢を教えてくれているのかもしれません。
どちらにしても投書が新聞に採用されて浮かれている私にとっては、村の皆さんの笑顔が何よりの国宝です。さっきも大家さんから祝福の電話がかかってきてさらに浮かれています。
あしたの国宝とても楽しみです。