山の香り

以前のブログで、日高村で仙人と呼ばれる老人が山で出会ったマムシ(土佐弁でハメ)をその場でさばき晩ごはん用に持ち帰った話を書きました。

仙人、素手でマムシをさばく。

今日は仙人を上回る「猛者」の話を聞きました。

役場の同僚やっさんは以前5年間ほど土地の調査で村内の山を歩き回っていたそうです。その時同行した老人がとんでもない猛者で、捕まえたマムシを素手でさばいた後、心臓を取り出して生のまま食べてしまったそうです。

聞くとこの老人は我が家から1キロほどの場所に住んでいるのですが、普通に話していてもうちまで届くほど声が大きいそうです。マムシの心臓おそるべしです。今年85歳。

近所だとわかったので今度訪ねてみようと思います。声が大きいのですぐ見つかるはずです。

仙人も猛者も、山では匂いがいろいろなことを教えてくれると言います。

マムシは白粉(おしろい)の匂いがするそうです。

「白粉の匂いがしたら気いつけや。ハメがおるき」

どっちみち白粉の匂いがわからないとハメは見つけられません。

日高村の聖地「大滝山」では昔は秋になると山中が松茸の匂いでいっぱいになったそうです。

それなら私にもわかるかもしれません。松茸もだいぶご無沙汰なので自信はありませんが。

私も時々日高の山を歩いています。今日はヤマセミと出会いました(写真上)。

本当にヒスイ色の美しい鳥です。感動します。

きれいに草刈りされた道。