古い村役場

今年の仕事始め。朝一で悲しい知らせが入ってきました。

ポケモンGOのポケストップ「古い役場」でおなじみの日高村役場が建て替えの計画に入った話が流れてきました。

昭和50年築の建物は台風で水害にあったりと風雨にさらされながら今日まで活躍してきました。

コンクリート製なのに風が吹くと揺れるほど老朽化した建物は古き良き昭和感いっぱいで寅さんのような懐かしい日本映画にぴったりな風情が漂っています。

あと5年もすれば歴史的建造物になるんじゃないかと期待していましたが、今回建て替えの検討が始まったと聞き悲しんでいます。映画のロケに使ってほしいなと思っていましたが、一枚も写真を撮っていないことに気づきました。

計画が流れてしまうことを期待しつつ役場の写真を撮っておかねばと誓う年初めでした。

新年。もっと大切なことを誓うつもりでしたが重要な仕事の目標は明日以降に持ち越しです。

東京からお客さんを迎えたお正月の疲れ=ダメージは意外と大きいものがありました。都会人は疲れます。

写真はお正月に訪れた桂浜。岩にたたずむウミネコ。古い役場とは何の関係もありません。

義父、日高村の人情に感動する

夕方、東京から来た義父が散歩に出たっきり帰ってきません。

まあ日高村沖名で事故に巻き込まれることもないので放っておくと、数時間後、興奮して帰ってきました。

「信ちゃん(私のこと)!ここはすごいぞ!東京では考えられない!」

話を聞くと、散歩の途中で地元のいろんな人と会って、いろんな話をしたのだそうです。義父の口から加茂とか長崎などの地名や〇〇さんとか日高村の土地や人の名前がたくさん出てきました。

「僕よりも友達が多いじゃないっすか」と笑う私を無視して義父は話を続けます。

「東京で毎日散歩に行ってるけど、こんなに人と話したことないぞ。東京とは違う。ここは楽しいな」

東京といっても義父の住んでいるのは秋川。八王子よりもさらに山奥です。しかも出身は宮崎県都城。しかし50年東京に住んでいるので東京代表発言も勘弁してあげます。

日高村には本当の人情があるそうです。

まあよくわかっている義父ですが、問題は義父の話は長くてつまらないので沖名の皆さんにご迷惑をかけてしまったと思います。

 

高知に住んでみて良かったこと

年末から日高村の私の家に来ている義父の体調がとても良いそうです。

東京にいるときは毎朝、蓄膿症と花粉症が悪化して鼻血が出ていたそうですが(なんじゃそりゃ?って感じですが)、日高村に来て両方ともすっかり治ってしまったそうです。

毎朝が快適だそうです。

もちろん日高村でも普通に病気もあるし時々亡くなる人もいます。それでも東京の汚れた空気と濁った水とまずい食べ物で暮らしている人が、こっちのきれいな空気と清潔な水と新鮮でおいしい食べ物で暮らせば、たいていの病気は治ってしまいます。

30年アトピーだった人が高知に引っ越してきてきれいに治った話も聞いたことがあります。

にもかかわらず東京からこっちに遊びに来る人が、高知と日高村を少し下にみる傾向があるので困ります。

「東京から高知に住んでみて良かったことある?」

と聞かれたことがあります。まるで良いことなんかないみたいな聞き方です。

「東京に良いことなんかありますか?汚い空気と濁った水と(以下悪口になるので省略します)」と答えました。

東京は自分の住む環境の悪さに気づいていない人が多いようです。これを書いている今、日高村の夜空に広がっている満天の星を見せてあげたくなります。

また、東京でちょっとうまくやってきた人は、トマトや清水サバ、うつぼや日高村の売り方をいろいろと教えてくれる人もいます。

そんな人には「高知も私もあなたに教わることは一つもありません。むしろあなたの方が高知から学ぶことがたくさんありますよ」と言います。

そう言われるとたいてい皆さんカンカンに怒ります。

怒る東京人と司牡丹を飲むのも風情があっておいしいものです。

 

明けましておめでとうございます!

写真上は日高村小村神社の狛犬です。最初見たときはどちらが本物かわかりませんでした(笑)。

日高村のお正月は快晴!今年もよろしくお願いいたします。

今日は国際結婚した従姉がイタリア人の旦那さんとかわいい男の子を連れて遊びに来ました。

「ビューティフル!」「ファンタスティック!」「アメイジング!」

沖名の山々を見てイタリア人の旦那さんが連発しました。

これこそヨーロッパ人が夢にみていたザ・ニッポンの田園風景。ザ・田舎。なんだそうです。

私もそう思っていました(嬉)。

もう観光化された日本には飽きた。本物の日本が見たいという本物志向のヨーロッパ人のハートを日高村ががっちりキャッチ。

彼(エウジーニョ)が「高知を歩きたい」と言うので、しかたなく中津渓谷に連れて行きました。

エウジーニョ一家は毎年夏をスイスで過ごすらしいのですが(うらやましい…)、仁淀川の水はスイスより美しいと大絶賛していました。エウジーニョのアイフォンでスイスアルプスの水を見せてもらいましたが本当に仁淀川の方がきれいでした。

かねてから高知の自然美は世界レベルだと思っていましたが、どうやら間違っていなかったようです。今年はどうやってこの魅力を世界に伝えていくかがテーマになりました。

無理をしなくても、ありのままの高知がすでに十分グローバルスタンダードなのですから、余計なことをすればかえって逆効果になってしまいます。

今年も高知と日高村の魅力を世界に発信する仕事を頑張ります!

烏ヶ山の大みそか

去年の大みそかは埼玉県川越にいて、日高村のことは存在すら知りませんでした。

それが今、日高村に住んでいるのはとても不思議です。しかも日高村が自分にとって一番大切な場所になっています。なんだかわからないけれど感謝の気持ちでいっぱいです。

家から村の中心へ向かう道で烏ヶ山(写真)を見るたびに、巡り合わせの楽しさにとても幸せな気持ちになります。

人生でわかっているのは、何が起こるかわからないことだけと言います。

まったくその通りだと実感した今年でした。

来年もまた不思議な巡り合わせを期待しています。

ありがとうございました。

山のよろしさ 水のよろしさ 人のよろしさ

表題は、仁淀川町池川を詠んだ種田山頭火の俳句です。

まったく五・七・五になっていないのに俳句だそうです。

それにしても池川のことを見事に表現しています。池川はすべてこの俳句の通りの土地です。

山頭火の俳句には他に、

「酔うてこほろぎと寝ていたよ」

「まつすぐな道でさびしい」

「どうしようもない私が歩いている」

など心を打つ俳句がたくさんあります。

山のよろしさ~は池川のことを詠んだ句ですが、日高村を含めた仁淀川流域全体に当てはめることができます。

今日は、村の直売所「村の駅ひだか」で地元の方とふるまい餅とふるまいはちきん地鶏鍋を手伝ってきました。

今年の仕事納め、村の人情の篤さに助けられた一年の締めくくりに、山頭火の句に出会ったのは偶然ではない気がします。

以前から知っていた山頭火でしたが、この四国の地で触れる山頭火はまた一段と趣があります。四国では「歩く」ということに特別な意味があります。山頭火の句はそれをよく表現していると思います。埼玉県川越で読む山頭火と日高村で読む山頭火がこれほど違いがあるとは思いませんでした。四国の道には山頭火に今でも出会えそうな雰囲気があります。

来年は山頭火を探しに四国中を歩いてみるつもりです。

来年もよい一年になりそうです。

仁淀川町池川で山頭火は「野宿」と題して「わが手 わが足 われにあたたかく寝る」と記しています。

四国では野宿もあたたかい。

桂浜の魅力に悩む

関東からお客さんが来ると、必ず桂浜に連れていくのが習慣になっています。

理由は定番観光地だからとしか思いつきません。

もう何度行ったかわからないほどたくさん桂浜に行きました。

するとだんだん桂浜の魅力もわからなくなってきました。

たくさんの人を案内しましたが、今まで桂浜に興奮したのはたった一人。

坂本龍馬(福山雅治)ファンの義理の姉だけは喜んでくれました。

私が初めて桂浜に行った時はきれいな海岸だと思いましたが、何度も行くとなんでもなくなります。

観光地ってどこでもそんなものではないでしょうか。一度行けば十分です。

そのうえ観光に来ているのに観光地に行きたくない人は意外と多いと思います。そんな人たちは地元の人だけが知っている場所に行きたがり、観光客が行かない店で食べたがります。私もそうです。

私は、高知でおいしいものを食べさせたいと本気で思っている観光客を、ひろめ市場へは連れていきません。

同様に、はりまや橋を知らない人をはりまや橋には連れていきませんし、また坂を登りたくない人を高知城には案内しません。

やはりお客さんには感動して喜んでもらいたいので。

高知の人は意外に思うかもしれませんが、日高村には感動があります。

関東から来たお客さんで、烏ヶ森や沖名から眺める山々を見て感動しなかった人は今まで一人しかいません。関東の山とは違う迫力があるからだと思います。

感動しなかった一人はさきほどの坂本龍馬(福山雅治)ファンの義理の姉だけです。

彼女は、日高村の景色に興奮して遊びまわる自分の子どもたちを注意するのに忙しくて周りをよく見ていませんでした。

今度お客さんが来たら、もう高知市はとばして空港から日高村に直行します。

写真は桂浜から見た今日の海。

ちなみに海は日高村にはありません。

紅白を目指す気持ち

紅白歌合戦まであと3日。

今日で仕事終わり&忘年会を迎えた私たち日高村は、リベットボタン「トマトの神様」とともに未来の紅白歌合戦出場を目指しています。

まさか高知に移り住んで紅白を目指すとは思いませんでした。

なぜかとてもやる気になります。

こんな大きな目標を共有できる仲間に巡り合える日高村は、もし紅白に出れなくても、日本一です。

まあ紅白は横に置いておいても、

確実なもののないこの時代に、

一つだけ確実に言えるのは、

全世界の地域おこし協力隊の中で私が一番幸せです。

忘年会会場になったレストラン高知も最高でした。

駅弁がやってきました

義理の両親が駅弁をもって東京から高知へ来てくれました。

隠居してたっぷり時間があるからと鉄道で6時間かけてやってきました。

岡山までが新幹線で3時間。岡山から高知までが3時間。特急南風は特急の割にはのんびりし過ぎている気がします。もっと高知へ急いでほしいものです。

ちなみに東京の人は土讃線を電車と呼びますが、間違いです。

汽車と呼んでください。電気モーターではなくディーゼルエンジンで動いているからです。

なぜか高知ではこの呼び方にこだわる人が多くいます。ついつい電車と言ってしまうので何度か地元の人に注意されました。

義理の両親はお正月を高知で過ごすためにやってきました。

このお正月は、二人のほかに5人親戚がやってきます。みんな高知のおいしいものをとても楽しみにしています。

でも残念。お正月はどの店もやっていないようです。私たちの下手なお正月料理で我慢してください。

今夜はお土産に買ってきてもらった駅弁を楽しみました。

にぎやかなお正月になりそうです。