食べて、祈って、恋をして

昨日の福島の地震は東日本大震災の記憶をよみがえらせました。だからという訳ではないのですが今日から四国八十八か所巡りを始めました。まずは徳島一番札所霊山寺へ。歩きではなく車で。

東日本大震災を私は埼玉県川越の病院で患者さんと体験しました。患者さんは30代の物静かな女性で末期のすい臓がんを患っており地震から数週間後この病気で亡くなりました。悲しげな微笑みを今でも思い出します。ご主人と小さな女の子が残されました。

実は八十八か所のお寺を訪問するのは今回が初めてです。高知に住んでいながら高知県内の八十八か所にも行ったことはありませんでした。お遍路さんはとても有名なので、観光化されたお寺を勝手にイメージして今日初めて訪問した霊山寺は真剣に祈りを捧げる人が集まるお寺でした。ピンクのジャケットを着てきた妻はとても後悔していました。

高知で約8か月観光の仕事に従事してきましたが、霊山寺で手を合わせる人を見て、四国に対する観光客(お客さん)のニーズは楽しみよりも祈りにあるのではないかと考えました。祈りの旅をする人は世界中にたくさんいます。世界三大宗教のキリスト教、イスラム教、仏教では巡礼が大事な信仰の一部ですし、日本でも熊野古道など有名な祈りの道があります。もちろん四国のお遍路は日本を代表する祈りの道です。祈る旅を通して人生や心を見つめ直そうとする人をサポートする観光。1,200年間四国がやってきた「おもてなし文化」を観光業にもっと取り入れれば潜在的な需要を高知でももっと掘り起こせるのではないでしょうか。映画「食べて、祈って、恋をして」イン四国はどうでしょう?

2番札所の極楽寺にお参りした帰り、不思議な犬に会いました。

昼ごはんは「いのたに本店」で初めての徳島ラーメンをスープまで飲み干し

阿波踊り会館では実演を見て感動し、何とか高知でも阿波踊りの練習ができないものかと考えながら帰ってきました。

土佐弁で酒を飲むと

大昔

八王子ではMA‐1という米軍のフライトジャケットが流行していました。しかしこれを着て都心に出ると「ダサい」「やっぱ八王子だ」とずいぶんバカにされたものです。今、このMA‐1がおしゃれな人の間で流行しているそうです。驚くほど時代は変わりました。さっそく土佐市のコーナンへ行ってMA‐1風のジャケットを買ってきました。今年の冬はこれで決まりです。

最近の私の流行はズボンの横側にポケットの付いたチノパンです。サイドポケットパンツと勝手に呼んでいます。この法則でいくと数十年後には流行になるのでみなさん今から要チェックです。これもコーナンで手に入ります。

花採り太刀踊りあとの楽しかった打ち上げ飲み会のことを今でも考えています。なぜあんなに楽しかったのだろう?普通のスナックだと思っていた「ほのか」は意外にも酒も料理もうまくて最高でした。でもあの夜はおいしさだけではない不思議な楽しさがありました。爆笑したわけでもなくただ地元のおじいさんたちの話を聞きながら瞬きよりも早いペースで日本酒を飲み続けただけなのに、楽しくてしょうがなかったのはなぜなのかこの二日間考えていました。

おじいさんたちの話は完全な土佐弁で正直何を言っているのかほとんどわかりません。もちろん「いい話をしているんだな」「ありがたい話をしているんだな」ということはわかったので大丈夫です。おじいさんたちの想いはがっちりキャッチさせていただきました。

そこで気が付きました。土佐弁が酒をうまくしているのではと。土佐弁が酒の席をどうしようもなく楽しくしてくれているのではないでしょうか。京都弁で話す舞妓さんとひと財産使ってでも飲みたがるおっさんの気持ちを垣間見た気がします。白塗りのおねえさんに京都弁が色を添えているのかもしれません。土佐弁が飛び交う酒の席には時代劇の世界に飛び込んだかのようなかっこよさがあります。「おんしゃわしの酒が飲めんちゅうが」。こんなこと言われたら飲みたくなくても飲んでしまいます。土佐弁は酒を日本一おいしくしかもかっこよく飲む言葉です。土佐弁をマスターしてもっとうまい酒を飲みたいものです。

「八王子には方言ってあるんすか?」

土佐弁を教えてくれながら同僚のIさんが聞いてきました。大人の事情で詳しくは申し上げられませんが、Iさんはもへいくんに関わるパフォーマンスの天才でとても尊敬しています。須崎のお弁当屋ショップたけざきのおいしい玉子焼きを教えてくれたのもIさんです。

「ありますよ。お笑い芸人のヒロミの話し方が典型で。標準語の語尾にバ〇ヤローをつければ全部八王子弁っす。言葉の最初に「てめえ」を付けるとより八王子っぽくなります。『てめえ今日新宿に行くぞバ〇ヤロー』。八王子ってこんな感じっす」

生まれ故郷の八王子ですが、なかなかうまい酒が飲めませんでした。

こころに響くダンス

恥ずかしながら民俗芸能といったものと接したことがありませんでした。日本に住んでいながら日本の民俗芸能について何も知りませんでした。川越祭りの山車に乗っている笛と太鼓と踊り手を遠くから見たことはありましたがなんの感情も湧かなかった、その程度の記憶しかありません。

高知県日高村に越してきて沖名の花採太刀踊り(はなとりたちおどり)に出会った時、自分の運の良さに本当に感謝しました。日本一素晴らしい民俗芸能であり武道と巡り合えたからです。しかしよく考えてみたら武道についてはまあまあ知っている方ですが、花採り太刀踊りは生まれて初めての民俗芸能でした。

昨日、高知県民文化ホールで開催された第58回中四国ブロック民俗芸能大会で生まれてから2つ目の民俗芸能を見ました。2つ目もとても感動してしまいました。

それは愛媛県両谷の獅子舞です。楽しそうに踊っていた赤い小猿と獅子を最後に狩人が銃で撃ち殺すお話が無言のダンスで表現される舞を見ていると、生きる切なさとか悲しみのような感情が心の中に湧き上がってきました。2種の太鼓が刻む単調なリズムが心に突き刺さりました。

私たちの日高村花採り太刀踊りは見ても舞っても血が沸き立つのを感じます。真剣のもつ極限の緊張感と他者への思いやりがこの舞いにすべて表現されています。早く覚えて見る方から舞うほうになりたいものです。

民俗芸能の奥深い世界を垣間見た一日でした。まだ2種類しかみてませんが。

それにしても舞台上で舞うのはやはり特別です。高知県代表に選ばれた名誉とプレッシャーのおかげでその夜の打ち上げは参加者一同いつもの倍以上のペースで酒が進みました。昨日はブログを書こうと思ったら飲み過ぎで目の焦点が合わなかったので書けませんでした。高知の酒は日本一です。これは自信をもって言えます。

発見!ローストビーフ食べ放題

高知に来て半年あまり、胸躍らせる食べ放題の店を探し続けてきました。高知のおいしい食材を食べ放題のビュッフェレストランエズ。こちらでは銘茶として有名な日高村霧山茶も飲み放題です。内子豚が食べ放題の内子ふれっしゅぱーくからりのレストランからり。地元産旬のおいしい野菜が食べ放題の久万高原町道の駅天空の郷レストランさんさん。これまで四国ならではの珠玉の食べ放題に感動してきました。

そして今日めぐり逢いました。憧れの肉料理ローストビーフと土佐の絶対王者カツオの叩き食べ放題の店を。高知会館のランチビュッフェ、大人お一人様おどろきのロープライス1200円です。

このコスパ最高の食べ放題は、高知でお世話になっている人に教えてもらいました。教えてもらえなければこのビュッフェとは出逢えなかったはずです。このランチビュッフェは知る人ぞ知るという感じでお店のホームページを見てもランチビュッフェの部分はとても小さく載っているだけです。高知ではよい情報が時々とても謙虚に扱われることがあります。例えば日高村大滝山とか。

おなかいっぱいローストビーフほか豪華料理を食べることができ、いつもお世話になっている人にまたまたお世話になってしまいました。素晴らしい店を紹介していただき本当にありがとうございました。

この高知会館の食べ放題で最後に一つどうしても記しておきたいのは、ビーフカレーがとてもおいしいことです。普通、食べ放題のカレーには子供だましが多いのですが、ここのはとても本格的で驚きました。あと今日の魚料理もカニカマのチーズ揚げもおいしかったですし、ぷりぷりエビのオーロラソースも本当にエビがぷりぷりでした。あとパンがあればもっとよかったと言っている人もいましたが、私は気にしません。炭水化物系のメニューが少なかったのもこのビュッフェの良心を感じます。最後に一つと言いながらいろいろ申し上げました。

ところで高知会館近くにはオレンジホールがあります。明日そこで中四国民俗芸能大会が開催されます。日高村の花採太刀踊(はなとりたちおどり)が高知県代表で出演します。ローストビーフとビーフカレーで闘魂注入は完了しています。私は応援だけですが。

華麗なる軽トラの世界

友人の軽トラがとうとうちゃがまりました。つまり壊れました。結局廃車になったそうです。世界ポンコツ選手権があれば絶対優勝すると思えるほどの見事なポンコツでしたが、私も何度か乗せてもらって大好きな軽トラでした。イノシシと激突して凹んだボディが懐かしく思い出されます。

使い込むほどに風格が出て愛着のわくのが軽トラの魅力です。厳しい環境で使われた軽トラほど魅力的になります。農業をやっている90歳のおじいさんと長年連れ添った軽トラなどは百獣の王ライオンの風格すら感じられます。

村の生活には軽トラと草刈り機が必需品です。

火曜日の小村神社大祭では軽トラに乗ったお神輿が村を巡回しました。太鼓や花を積んだ軽トラを前後に従えたお神輿ご一行は軽トラの大名行列でした。

9日後に迫ったひだか茂平マラソン2016の会場設営が今日から始まりました。この村最大のイベントの準備には役場職員個人のも合わせて10台近い軽トラが動員されました。村の男はたいてい軽トラの運転と荷台に荷物を固定するロープワークの達人です。軽トラの運転もロープワークも今までやったことがなかったのでこういう準備の時には肩身の狭い思いをします。あたかもアメリカのカウボーイが働く牧場に放り込まれたアジア人のようです。しかしこうして村の生活に慣れてくると今まで軽トラの運転もロープワークもしないでどうやって生きてきたのか不思議な感じがします。

大草原を颯爽と走るカウボーイと馬のように軽トラがとてもかっこよく見えてきました。よく見てみると軽トラのオーナーはみな自分なりのアレンジをしています。コクピットを宇宙船のように様々なメーターで埋め尽くしている軽トラ、ギアの頭に巨大なダイヤモンドのような飾りをつけている軽トラなど、みなどこかにこだわりがあります。メーカにもそれぞれ好みがあるようです。しかしなぜか色は必ず白。メーカーのホームページを見ると色にはバリエーションもあるのですが、日高村の軽トラは白と決まっているようです。軽トラ謎のこだわりです。

華麗なる軽トラの世界。ロープワークを身につけて村での生活がさらに広がりそうです。

軽トラの代表格スズキ「キャリイ」

日高で猫を見ない理由(わけ)

ねこに会いたくて日高村に来ても、会えるのは猫好きの人間ばかりで猫本人にはめったに会えません。村で猫を探しても会えるのはなぜか猫ではなくて猫好きの人ばかり。

私は昔から猫が好きで野良猫が地域で幸せに暮らすボランティアをしていました。川越に住んでいる頃は毎日近所の野良猫と交流するのが生活の一部になっていたほどです。日高村にも猫好きが多く、お家を訪問すると猫の写真を飾っている家庭がたくさんあります。初代オムライスの歌を作ってくれた山崎さんの描くイラストには必ずかわいい猫がいます。

山崎さんの作った11月19日(土)日高村酒蔵忘年会のチラシ。

しかし村で本物の猫にはなかなか会えません。

先日も安くて新鮮な野菜とくだものを買いに黒岩商店に行くと、店内に猫の写真がいっぱい飾ってありました。周囲に猫の姿はありません。日高村に来て半年、とうとう溜めこんでいた疑問が口から出ました。

「日高村には猫好きがいっぱいいるのに猫はめったに見ません。猫はどこにいるんですか?」

黒岩商店のご主人は、この人は何を言ってるんだろうといった顔で私を見ました。

「猫は夜行性やき。昼間はおらんが」

不覚でした。猫についての基本中の基本を忘れていました。本能を忘れた猫と長年付き合ってきたために私自身の野生が鈍っていたようです。

夜、気を付けてみると光る猫の目とすぐに目が合います。日高村にも猫がたくさんいると最近ようやくわかってきました。

さっき家に帰ってくると近所の猫がものすごいスピードで逃げていきました。川越の野良猫の50倍のスピードでした。

お座敷遊びをクールに決める

「酒は限界を超えて飲んだとき、はじめて味がわかる」。アイスホッケー部の先輩の言葉を思い出します。「端麗辛口の土佐の酒は1升8合飲んではじめて口中に甘みを感じる」。今日習った言葉です。「返杯」というまばたきよりも速いペースで永遠に酒を飲み続ける土佐の宴会文化のおかげで、気がつくと日本酒、特に隣町佐川町の名酒「司牡丹」の大ファンになっていました。アルコールの魔術です。

アイスホッケー部時代、限界の向こう側には大したものはありませんでした。終電に乗り遅れたなどその程度です。高知に来て限界の向こう側にはバラ色の文化が待っていました。

今日、司牡丹の社長さんの講演がありました。題名は忘れてしまいましたが「土佐の日本酒と食と宴会を120%楽しむ方法」そんな内容でした。ちなみに司牡丹の名前の由来は「牡丹(ぼたん)は花の王、その王を司(つかさど)る王の中の王たる酒、それが司牡丹」だそうです。司牡丹の味わいにふさわしい名前です。

日本酒の最高の飲み方は土佐で体験できます。これを体験してしまうと土佐の空と風と人情のない場所では日本酒は飲みたくなくなります。

土佐人の人情と出会ってお座敷遊びが楽しいと初めて知りました。今日は箸拳を一滴も酒を飲まず、隣に座っていた小さなおばあさんとやったのですがとても盛り上がりました。もしお酒を飲んで箸拳をやっていたら、おばあさんと何が起こっていたか想像すると怖くなります。

箸拳は少し複雑な遊びなので、社長さんがお手本を見せるために会場から誰か一緒に箸拳をやってくれる人を募りました。その時手を挙げたのが池川で地域の歴史を研究している山中さん。およそお座敷遊びとは縁がなさそうな素朴な紳士です。ところがこの山中さんの箸拳がとてもかっこいい。粋でいなせとはこのことかと思えるクールさでした。相手が社長ではなく芸者だったらモテモテだったはずです。「5」を「梅」とか言ってました。

土佐の酒は男をクールにする。

そんなことを学んだ佐川町の午後でした。

オムライスってなんだろう?

志国高知幕末維新博」の地域会場に日高村が選ばれなかったから言うわけですが、高知家は観光素材としての明治維新を過大に評価し過ぎていると思います。大政奉還から150年を記念して高知に遊びに来る人が地球に何人いるのでしょうか。

ちなみにこの地球には一人、日高村オムライス街道から発信されるオムライスの写真を楽しみに待っているイギリス人がいます。彼は謎のレシピ「オムライスってなんだろう?」と思いながら、おいしそうなオムライスの写真を毎回楽しみにしているそうです。そしていつか日本の高知の村、日高村でオムライスを食べる日を夢にみているそうです。地球の裏側の知らない人と交流できるインターネットには驚きます。オムライスの魅力に感謝です。

確かに明治維新は魅力的です。しかし高知にはもっと魅力的な歴史がたくさんあります。悲しいのはそれらがほとんど大切にされていないことです。

平家の伝説は四国だけにある特別なものです。源平盛衰記は明治維新よりも長く日本人に愛されてきた歴史です。高知には宮内庁所管の安徳天皇陵があります。これほど人を惹きつけるミステリアスな物語を持つ魅力的な観光素材がありながら横倉山は今日も静かです。

今日は日高村小村神社で国宝の大刀を見てきました。現存する日本で一番古い日本刀です。昨今「刀剣女子」という言葉が生まれるほどの日本刀ブームでしかも年にたった一日しかない公開日の今日。とても静かに飛鳥時代の素晴らしい大刀を見ることができました。高知家は今日龍馬生誕祭のおかげです。

「金銅荘環頭大刀」は聖徳太子が提げている大刀と同じ時代に作られた大刀です。日高村になぜこのような高貴な大刀があるのか?土佐二宮小村神社はなぜ日高村に作られたのか?安徳天皇と平家一門はなぜ横倉山を選んだのか?源氏はなぜ平家を執拗に追ったのか?そしてなぜ武田勝頼は仁淀川町に来たのか?

仁淀川流域の歴史は魅力的な謎に包まれています。世界中の日本史愛好家にもっと知られるべき地域です。

あした国宝を見ます

高知新聞が日高村特集をやってくれたおかげで私の投書が採用されました。高知新聞の影響力は大きく村を歩くと初めて会った人にまで祝福されます。いつものように太刀踊りに出会えた幸運を書いたのですが、見知らぬ人が私の投書に喜んでくれるのを見るととても暖かい気持ちになります。それもこれも、上手に読みやすく編集して載せてくれた高知新聞の皆さんのおかげです。

このブログも高知新聞が校正してくれれば少しは読みやすくなるのですが。

明日11月15日は小村神社の大祭、国宝「金銅荘環頭大刀」の拝観日です。この国宝の素晴らしさはブログ「村の国宝を紹介します」をご覧ください。

今日、小雨降る小村神社は静まりかえっていました。いつもと同じ誰もいない境内。おとといの「メシふぇす」をやりきって小村神社の大祭はすでに終わったとも思える静寂。明日たくさんの人でにぎわうのか、はたまた静けさの中で国宝を拝観するのか全く想像ができません。そもそも本当に明日国宝が公開されるのでしょうか。小村神社は不思議なくらいいつもと同じでした。

関東に住んでいるとき、国宝を見るというのは大変なことでした。上野で正倉院展が開催されれば高いお金を払って長蛇の列に何時間も並ばなければ国宝を見ることができませんでした。小村神社の国宝は正倉院とほぼ同時期の古いものなのに明日は500円で見ることができます。この村の静けさはとても奇妙に思えます。

昼間、高知市内に行くと龍馬生誕祭の準備に上町はにぎわっていました。関東人の私からすると龍馬よりも国宝の方が人を呼べると思ってしまいます。高知では明治維新がまだ昨日の出来事です。

神聖なものを見るときは騒いではいけない。日高村の静寂は国宝を見る本来の姿勢を教えてくれているのかもしれません。

どちらにしても投書が新聞に採用されて浮かれている私にとっては、村の皆さんの笑顔が何よりの国宝です。さっきも大家さんから祝福の電話がかかってきてさらに浮かれています。

あしたの国宝とても楽しみです。

 

太刀踊りの誘惑

日高村沖名の花採太刀踊り(はなとりたちおどり)の練習が再び始まりました。

中四国伝統芸能大会の高知県代表に選ばれたからです。

さすがに先月始めたばかりの私は11月20日の本番にはかばん持ち兼撮影係で参加しますが、昨日から始まった練習には参加させてもらっています。すでに足腰は筋肉痛でガチガチです。

日本刀の美しさは世界中で注目されていますが、日本刀の「使い方」の美しさはあまり知られていないのではないでしょうか。剣道や居合道などの素晴らしさや美しさはよく知られていますが、これらは江戸時代以降平和な時代に作られた武道でどちらかといえば形式の美です。それに対して中世に生まれた太刀踊りは即実践に応用できるまさに実用の美です。しかし残念なことにこの美しさはほとんど知られていません。

沖名の花採太刀踊りでは、太刀が踊り手の身体の周囲をまるで太刀自体が命を持っているかのように自由自在に動きます。それは一本の太刀が鎧となって踊り手を守っているかのようです。武具や防具などそろえることなどできない貧しい日下の農民たちが太刀一本であるいは木の棒一本で自らの命と家族や仲間や土地を守るために編み出された極めて高度な武道です。花採太刀踊りはこの武道を最も効率的に身体に覚えこませる練習方法だと思っています。

人と危険な太刀が調和して動く姿はまさに舞いです。美しいという表現しか見つかりません。

10月の興奮がまたよみがえってきました。

昼間は須崎市の魚まつりに行ってきました。地魚の握りずし。すさきがすきさ。