日高村と再会

日本の流通網の末端。

産地を旅立った野菜たちが最後にたどり着く最果ての消費地、埼玉県吉川市のスーパーで日高村の仲間たちとばったり再会しました。

シュガートマトのみんなです(表題写真)。

トマトは何にも言わないけれど、日高村の住民同志、偶然の出会いを喜びあいました。

しかし何かが違う。

日高村で出会うシュガートマトよりも心なしか大きい気がします。

長い旅を経験してサイズが一回り大きくなったのか。

パッケージに日高村と書かれていないのも違和感を覚えます。

「日高村以外で採れたシュガートマトなんじゃないの?」と知らない人は言います。

ノー!。

この地球上でシュガートマトを名乗れるのは選ばれた日高村産フルーツトマトだけ。

吉川で見たシュガートマトが日高村産かどうか気になります。

見るだけではなく買ってくればよかった。

ま、食べても私にはわからないけど(笑)。

久しぶりの里帰り

3年ぶりに故郷の街へ帰っています。

高知にジェットスターが就航してくれたおかげで東京で親孝行ができました。

成田まで往復5000円くらい。ただ東京を離れて久しいので成田からが長距離なのを忘れていました。

高速バスを使ったら高知への片道ジェットスター代くらいかかります。

成田から東京の中心をぬけ多摩地方への長い長いバスの道中、

あらためて東京を見てみると、どこまで移動しても目に入る景色は全部人間の作ったものばかり。自然と呼べるもののまったくない世界です。

この巨大都市を作り上げた人間の力はすごいものだと今さらながら感動を覚えました。

ふと日高村へ初めて来たときを思い出すと、

このときは逆に目に入る景色が全部自然で、人間の作ったものがほんのわずかだったことに今回と同様に感動したのを思い出しました。

あのときは目の前立つ雄大な大堂山を見ながら「ここは天国かもしれない。もしかしたらおれば死んだのかも」と思ったほど人間臭さのなさに感動したものです。

今日は久しぶりに人間臭さのど真ん中へ帰ってきました。

夜電車に乗ると誰かがおならをしたようです。

それがおよそこの世のものとは思えない異臭で、ミミズでも食べたのではないかと思われるおぞましい臭いが車内に、しかもかなり長い時間漂っていました。

人間が大好きな人には東京はたまらないところです。

表題写真は懐かしい地元の駅。