家で仕事をするということ

家で仕事をするようになると外へ出ないので、表題の写真がいつも同じ、空と雲と山になってしまいます。

幸いなことに一日として同じ空と雲はありませんが、同じ季節の山はだいたいいつも同じ。

ただ今日の雲は激しく動いていました。台風が近づくと雲の表情は豊かになるようです。 “家で仕事をするということ” の続きを読む

八十八か所巡りの忘れ物

「お遍路は八十八のお寺を巡って終わりではない」ということを先日NHKのテレビで見て知りました。

八十八番目のお参りをしたら、最後に1番の札所へお礼を言って終了だそうです。

3月に八十八か所を巡り終わり、すっかり満足していたところにそんなことを言われてしまったので、急きょ徳島県にある一番札所「霊山寺」へお参りに行っていました。 “八十八か所巡りの忘れ物” の続きを読む

三枚おろしに挑戦する

栗まつり真っ最中の愛媛県中山町から帰ってくると、知り合いの中山さんに釣ったばかりのアジをもらいました。

もちろん魚は好きです。

ただ基本的には肉派で、魚のおいしい高知に来ても家で魚を食べようなどとは思ったこともありません。さばくのがめんどくさいし、生臭いし。

引っ越してきてすぐの頃、「やっぱり高知に住むなら新鮮な魚を自分で捌いて食べないともったいない」と義理の母がプレゼントしてくれた包丁も、台所の奥深くに眠ったまま。

今日いただいたアジは、刺身用にすでにさばいてくれたものと、塩焼き用に内蔵とゼイゴを取って下処理してくれたものです。私たちが魚料理をしないと知っている人なので、いつもこうして手間をかけていただきありがとうございます。

このアジを見て、自分の中で何かが変わりました。

「そうだ三枚におろしてみよう!」

義理の母からもらった包丁は、手入れがめんどくさそうなので使わず、いつもの切れない包丁で、クックパッドを見ながらやってみると、意外と上手にできました。

数時間前まで高知の海で泳いでいたアジはおいしさが違います。

関東に住んでいたら、いくらお金を積んでも物理的に絶対食べることのできない味です。どんなに技術が発達しても、この鮮度の壁だけは超えられません。

それはともかく、

自分で魚を三枚におろせるようになると、40才を超えてはいても、自分が成長して大人になったような誇らしい気分になります。

明日からは家で魚をさばけるようになりました。

義理の母からもらった包丁が活躍する日も近そうです。




真夜中の訪問者

ここ数日、夜になるとコノハズクが家の周りにやってきます。

コノハズクはフクロウの仲間で、「ホッホー。ホッホー」とオーボエかクラリネットのようなよくとおる心地よい声です。

ここから数百メートル離れた地区の集会所にある大きな木に住んでいると、野鳥に詳しい副村長から聞いていましたが、うちの裏山の木に引っ越してきたのかもしれません。 “真夜中の訪問者” の続きを読む

一番コスモスとうり坊

一本だけ、今年最初のコスモスが咲きました(写真)。

コスモスは日高村の花。特別な意味があります。昔はみんなでコスモスを育て、盛大にコスモス祭りを開催したそうです。

今はやっていません。

日高村がコスモス祭りを止めると、今度は同じ仁淀川流域の越知町がコスモス祭りを始めました。 “一番コスモスとうり坊” の続きを読む