関東からお客さんが来ると、必ず桂浜に連れていくのが習慣になっています。
理由は定番観光地だからとしか思いつきません。
もう何度行ったかわからないほどたくさん桂浜に行きました。
するとだんだん桂浜の魅力もわからなくなってきました。
たくさんの人を案内しましたが、今まで桂浜に興奮したのはたった一人。
坂本龍馬(福山雅治)ファンの義理の姉だけは喜んでくれました。
私が初めて桂浜に行った時はきれいな海岸だと思いましたが、何度も行くとなんでもなくなります。
観光地ってどこでもそんなものではないでしょうか。一度行けば十分です。
そのうえ観光に来ているのに観光地に行きたくない人は意外と多いと思います。そんな人たちは地元の人だけが知っている場所に行きたがり、観光客が行かない店で食べたがります。私もそうです。
私は、高知でおいしいものを食べさせたいと本気で思っている観光客を、ひろめ市場へは連れていきません。
同様に、はりまや橋を知らない人をはりまや橋には連れていきませんし、また坂を登りたくない人を高知城には案内しません。
やはりお客さんには感動して喜んでもらいたいので。
高知の人は意外に思うかもしれませんが、日高村には感動があります。
関東から来たお客さんで、烏ヶ森や沖名から眺める山々を見て感動しなかった人は今まで一人しかいません。関東の山とは違う迫力があるからだと思います。
感動しなかった一人はさきほどの坂本龍馬(福山雅治)ファンの義理の姉だけです。
彼女は、日高村の景色に興奮して遊びまわる自分の子どもたちを注意するのに忙しくて周りをよく見ていませんでした。
今度お客さんが来たら、もう高知市はとばして空港から日高村に直行します。
写真は桂浜から見た今日の海。
ちなみに海は日高村にはありません。