高知の子どもに感心する

半月近くやってきた絵本コンクール参加作品展、来場者の中にはたくさんの子どもがいたにも関わらず、238冊の絵本はすべて無事です。

都会の子どもしか知らなかった私にとって、これは奇跡的なことのように感じます。

高知の子どもたちはみんな本当に素晴らしく、一つ一つの作品を目を輝かせて楽しんでくれて、一冊一冊を大切に扱ってくれました。

どの子どもたちも自分の読んだ本は必ず元の場所に戻します。その辺にほっぽらかしにする子どもは一人もいませんでした。

さらに高知の子どもたちがすごいのは、お絵かきコーナーに置いてある大きな画用紙に絵を描く時、誰も他の人の描いた絵を邪魔しないことです。

どんなに小さな子どもでも、どんなに乱暴な子どもでも、自分の絵はちゃんと他の人が何も書いていない余白に書きます。

それにみんな絵も文字もすごく丁寧で、心のこもったイラストをたくさん描いてくれました。

高知の子どもたちの豊かな感受性と他者への深い思いやりには心から頭が下がります。

しかし今日、作品展に初めて絵本を雑に扱う子どもがやってきました。

棚の絵本を落としたり踏みつけたり。美しい絵に目を輝かせていた高知の子どもとは明らかに違い、ただただ絵本を投げ回るだけ。

親子の会話を聞くと明らかに土佐弁ではありません。おそらく移住者でしょう。

お絵かきコーナーでも高知の子どもたちが描いたかわいいイラストをマジックでぐちゃぐちゃにしていきました。

高知には移住者を白い目で見る人がいます。実は移住者である私自身もその一人です。都会でも特に病んでいる人が高知に移住してきている気がします(そういう人の方が面白いということもありますが)。

高知には移住者が必要なのか。

当然だと思われていることも当然と思わずに考えてみることも、高知の未来のために必要だと思われます。




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