靴の寿命

昨年実家の大掃除をしていたらエアジョーダンが出てきました。

ナイキのブランド物のスニーカーです。

買ったのは20年か30年前。2,3回履いてそのまま大事にしまい込み、忘れてしまったようです。

基本的にバブルの申し子だった私は今よりも学生時代の方が良い靴を履いていました。

今はとてもではありませんがこんな靴は買う気もありません。バカバカしくて。

ともかく期せずして良い靴が手に入った幸運に気をよくして、今日は足取りも軽くエアジョーダンを履いて家を出ました。

ところが100メートルほど歩くと右足に違和感が。

犬の糞でも踏んでしまったかと見ると、靴底が外れていました。

パカパカと踵から靴底が外れ、おそらく接着剤の成れの果てと思われる黄色い砂状のものがボロボロとこぼれ落ちてきます。

急遽Uターンして家へ戻る途中で靴底は完全に外れ、こうしてエアジョーダンは寿命を迎えました。

長い長い眠りから目覚めたとたん、ちょっと歩いただけで訪れた死。

惜しいことをしました。

そういえば去年も同じことが。

壊れた登山靴

これも実家の物置で眠っていたもの。歩いていたら今日と同じく靴底が外れました。

どうやら靴というものは時間が経つと靴底を張り付けている接着剤が劣化してダメになるようです。

靴は履かなければ永遠に使えるというものではないのかもしれません。

2年越しで学習した靴の真実。

実はもう一足、実家の大掃除で靴を見つけています。

ヨーロッパかどこかのブランド物の登山靴です。エアジョーダンと同じく30年物。

バブルの申し子だった私は山なんて登るつもりもないくせになぜか本格的な登山靴を買っていました。若いころの自分が理解できません。

まだまだ履けそうな外観しておりますが、おそらくこれも寿命でしょう。

歩いていると靴底が外れるはずです。




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