ここ数日続いた長雨のせいで蚊が大発生しています。
庭へ出てみると、即座に数百匹が集まってきました。
数百匹は言い過ぎたかもしれません。
実際は20匹ほどだったと思いますが、血に飢えた蚊たちの必死さが半端なく、襲われている私には数百匹にも思えました。
しかし私は虫よけスプレーを分厚く塗っています。無情にも蚊たちは私の周りを狂ったようにただ漂うだけ。
気の毒に。ようやく目の前に現れた食料となる哺乳類が防蚊対策ばっちりでは飢えをしのぐことはできません。
最近は野良猫もいませんし、ネズミも私がここに戻ってきて以来姿を消しました。
もぐらも最近はすっかり活動をやめています。
蚊はいったい誰の血を食べればよいのでしょう。
雨のおかげでせっかくこの世に生を受けたというのに、飢えて死ぬだけの運命ならいったいこの蚊たちは何のために生まれてきたのか?
雨が続くとどうしても気分が滅入ってしまいます。
蚊の行く末まで心配するようになってしまいました。