雨がやんだら

台風が通り過ぎたら秋の虫が鳴き始めました。

涼しい静かな夜です。

台風のあいだ姿を消していた蟻たちも、再び家の中に戻ってきています。

昼過ぎに雨風がやむと同時に生き物たちが活動を再開しました。

たくさんのトンボが飛び回り、早稲を刈ったばかりの田んぼにはカラスやカモが、何事もなかったかのようにエサをつついています。

どこかでトンビが鳴き、風で飛ばされたジョロウグモも戻ってきてまた大きな巣を作り始めました。

窓ガラスには一匹のアマガエル(写真)。

これは何をやろうとしているのかまったくわかりません。

家に入れてくれと言っているような顔にも見えます。家に入って何をするつもりなのかは謎です。

台風というのはどの生き物にとってもショックなようで、通り過ぎたとたんに皆いつもよりにぎやかに騒ぎ出します。

しかしうるさくはありません。

ほとんどの生き物の活動はにぎやかといってもとても静かで、とくに秋の虫は鳴けば鳴くほど静けさも深まります。

ただこれは人間とセミには当てはまりません。

この二者だけは活動すればするほどやかましい。

昨夜、台風がまだ日高村の上にいる時、数匹のセミが時々狂ったように鳴いていました。雨にも負けず風にも負けずの心境だったのでしょう。

台風が通り過ぎるとともにどこかへいなくなりました。

思えばセミも哀れです。

私の日高村暮らしも残り半月余りとなりました。




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