3週間ほど前、カラムシ(写真)という雑草をわが家の畑から完全に排除したつもりでいました。
カラムシは放っておくと人の背くらいに成長し、茎も硬くなります。その上、脅すとカタカタと首を振る不気味な虫が何千匹と住みつくので、雑草の中でも厄介な草です。
そこで、7月の下旬から8月の上旬にお客さんを迎えることもあり、その前に畑のカラムシ絶滅作戦を決行しました。
茎を草刈り機で刈るだけではなく、シャベル(関東の言葉ではスコップ)を使って、根っこから全部取り除く作戦です。
地下鉄の路線図のように複雑で太く黒い根を徹底的に掘り起こし取り除きました。
少なくとも3年はこの畑にカラムシは生えない。そう思えるほど徹底的にやったと満足していたほどです。
お客さんたちも帰って1週間。生活もようやく落ち着きを取り戻し、久しぶりに畑へ行ってみると、
そこには依然と同じ立派なカラムシの林が、何事もなかったかのように成長していました。
敗北です。
カラムシの根っこを完全に取り除くのは不可能だと知りました。敵ながらあっぱれ。
しかしよく考えてみると、どっちみち冬になれば枯れてくれます。ムキになって闘う必要もありません。
ただ私は9月に引っ越してしまうのでカラムシの枯れる姿を見れないのが残念です。