除草剤を使うべきか

恥ずかしながら先月、除草剤を使ってしまいました。

いちおう鍼灸師として健康産業の末端にいる以上、発がん性が噂される除草剤で雑草を駆除するわけにはいきません。

ところが面倒くささに完敗。

実家が経営しているアパートの駐車場、アスファルトの割れ目から伸びている雑草ならいいだろう。土壌を汚染しないからいいだろうと、梅雨に入る前、百均で買ってきた除草剤を使ってしまいました。

手でひと通り雑草を抜いた後、二度と生えてこないようにたっぷりとまんべんなく振りかけたところ、しばらく何も生えてきません。

成功です。

そして梅雨が終わり、夏がはじまるとまた一気に立派な雑草が茂ってきました。

そこで今日、またひと通り手で抜いた後、百均で買ってきた除草剤をまんべんなくその上に。

はて?そこでふと気が付きました。

どうせまたすぐに生えてくるのなら、除草剤などいらないのでは?

いったい何のために、わざわざ職業的な良心に目をつぶってまで母なる大地に毒をまいたのか?

それは少なくとも1シーズンは草刈りをサボるため。

1カ月程度でまた生えてくるのなら普通の草刈りとペースは何ら変わりません。

除草剤には期待した効果はありません。

発がん性や職業倫理を心配する以前の問題でした。

そういえば、

原爆の落ちた広島でも長崎でも今では立派な雑草が生えています。

一昨年広島へ行ったときにもずいぶんたくさんの雑草を見ました。

原爆が落ちた当初、放射能の毒でこれから100年は草一本生えないといわれた、その土地です。

どこにもがっつり雑草が生えていました。100年どころか1年も経たないうちに雑草は生え出したのではないでしょうか?

原子爆弾でも根絶やしにできなかった雑草を、百均で売っているかわいい除草剤で根絶しようなど最初から無理な話でした。

そもそもそんな雑草を本気で殺せる強力な除草剤なんて使ったら、まちがいなく一緒に人間も死にます。

ベトナム戦争でさんざん枯葉剤をまかれたベトナムだって今では見事なジャングルが戻っているはず。

あの時だって被害者は結局植物よりも人間でした。

ああ、なんて恐ろしい。

もう草刈りが面倒くさいなんて言いません。

明日からわが家は除草剤禁止にします。と、いっても使うのは私だけですが。




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