久しぶりに多摩へ帰ってみると懐かしい「銀龍」はまだありました。
赤いカウンターのラーメン屋「銀龍」が多摩市に開店して40年以上だそうです。
店の前には昔と同じ行列が、半世紀の間途絶えることなく続いています。
それもそのはずで、私も10才の頃からここのラーメンを食べていますがいまだに飽きません。今日もとてもおいしくいただきました。
結局シンプルなのが一番おいしいのだと思います。
この40年の間、いったい何軒の行列ラーメン店が姿を消したことか。
私はここのシンプルなラーメンで育っているので、他の店のラーメンを食べるとどうしても「余計なものは入れないでくれ」と言いたくなります。
悪い癖です。
10才の頃、家から両親と妹と犬と歩いて銀龍へ行き、外に犬を待たせて食べたのと同じラーメンを、今日同じカウンターに座って食べると、40年の月日がさっと消えてしまったような感覚におちいります。
食べ終わって店の外へ出ると犬が待っているような感覚です。
いろいろあった40年ですが、今夜はラーメン一杯で消えてしまいました。
餃子も昔と同じおいしさ。この写真は1個食べた後に撮りました。