鉄道で歩く四国お遍路

高尾山の発展に京王線が深く関わっているのとは好対照に、

四国お遍路八十八か所巡りにJR四国はまったく関わっていないように見えます。

高尾山も四国お遍路も日本を代表するウォーキング文化なのに、最寄りの鉄道会社の関り方は正反対です。

京王線は高尾山の登山客を全面サポートしてくれています。

試みにJR四国のホームページを見ると四国お遍路のことはほとんど載っていません。

もしかしたらJR四国は四国にお遍路があることを知らないのかも。

気楽に遍路道を歩いて四国の自然や歴史、スピリチュアルな文化を満喫するには、私は鉄道を利用したお遍路が一番優れていると思っています。

観光バスや車ではお寺からお寺をただ移動するだけで歩く楽しみはありません。だからと言って全行程1400㎞を歩き通すには大変な体力と長い時間が必要となります。

鉄道に乗って最寄り駅まで行きそこから目的のお寺まで歩くのが、体力や時間のない人ができる一番お遍路らしいお遍路です。

大昔、日高村にはそんな鉄道を使った遍路道がありました。

当時の国鉄日下駅から日高村沖名の山を越えて土佐市にある第35番清瀧寺へ行く道です。

片道3時間ほど。日下駅を降りてのどかな田んぼ道を抜け、小高い山を登ると頂上付近のひらけた場所に往時はお茶屋さんもありました。

こうやっててくてくと歩き汗をかいてする参拝は、直接車で山門まで乗り付ける参拝よりも数倍ありがたく感じます。

今は荒れ果てているこの道もその昔はたくさんの巡礼者が歩いて清瀧寺まで行ったそうです。

私は日高村にいた頃ナタとカマで道を切り拓きながら清瀧寺まで歩きました。

最初に案内してくれた老人も、その後私一人で行った時も必ず道に迷ったほどの激しい荒れようです。

深い森をさまよい、かつてお茶屋のあった場所に出るとホッとしました。今は幽霊も出ないさびしい場所になっていますが。

おそらく四国の駅には、この日高村の遍路道のように今は消えてしまった遍路道がまだたくさんあるはずです。

私は一度車で四国お遍路を巡りました。

次はJR四国で歩いてお遍路します。




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