写真の野鳥はアオジ。
府中市を流れる多摩川の近くにいました。
スマホで撮影すると被写体が小さく遠くに見えます。
この写真のアオジも小さく写っていますが、実際には頭上すぐ近くにいました。
最近野鳥が逃げません。
近寄っても逃げず、ずっと同じ場所でたたずんでいます。
先日もすぐ頭の上の枝にメジロが静かにとまっていました。
実家の庭を手入れしていると、すぐ横でジョウビタキがじっとこちらを見ていたこともあります。
多摩の野鳥がとろくなったのか。あるいは異常気象の前触れか。
それとも変わったのは野鳥ではなく私の方かもしれません。
小鳥たちを肩に乗せて歌うディズニーのお姫様のように、私の人間性がやさしく丸くなったために鳥が逃げなくなったのか。
あるいは歳を取り死が近くなったので影が薄くなり存在に気づかれなくなったのかもしれません。
そういえばレストランなどで声を出し店員さんを呼んでも気づかれないことが多々あります。
もしかしたら自分はすでに死んでいるのではないか。
すでに幽霊となっているせいで人からは自分が見えないのだ。
そんな時はそう思います。
なんであるにせよ、
野鳥をすぐ間近で観察できるのは良い気分です。