私のふるさと多摩市と八王子市は高知県の日高村ととてもよく似ています。
そう言っても、東京は全部大都会だと思っている高知の人にはなかなか信じてもらえませんでした。
久しぶりに見たふるさとはやはり日高村と似ていました。
写真は都立桜ケ丘公園。多摩には住宅街をちょっと入るとだいたいこんな森が広がっています。
違いといえば、人間が多いか少ないかで、こちら多摩市にはとにかくたくさんの人がいるので、草刈りもボランティアで十分まかなえているようです。
あとはお金を払って業者にお願いしているのか?その点はまだ定かではありません。
人の少ない日高村では、草刈りといえば年に数度住民総出でがんばりました。それでも足りないので役場の職員が動員されていたほどです。
日高村にも草刈りのボランティアはあります。「ひだかグランドワーク」です。ここは月に2回活動して、毎回だいたい10~20人くらいは集まっていたはずです。
いずれも腕の立つ強者ぞろいでした。
だけどもし日高村の草刈りを全部ボランティアでやろうとしたら、おそらくすぐに村は雑草に覆われ、1か月も経たないうちに絡み合った蔦の底深くへ沈んでしまうでしょう。あの猛者たちでも高知の自然の勢いには敵わないはずです。
高知の陽射しで育つ雑草は恐ろしく勢いがよく、ちょっとタイミングよく雨でも降ればみるみる成長します。
背丈ほどに伸びた雑草の硬い茎を刈り続けるのはなかなかの辛い仕事でした。
ともかく、いちおう桜ケ丘公園の雑木林ボランティアにも参加してみるつもりです。
ただ私には前科があって、ひだかグランドワークも毎月参加しようと思っていて、結局参加したのは年に2、3回。猛者の皆さんにとっては期待外れだったと思います。
桜ケ丘公園のボランティアへ参加しても、がんばるのは最初だけですぐまたグランドワークの二の舞になってしまうかも。
ただ多摩の雑草は高知ほど元気には見えません。こっちの弱々しい草なら刈り続けられそうな気もします。
日高村では人口を増やそうと様々な努力がなされていましたが、
今こうして人口の多い多摩に住んでみると、人間が多いことのメリットは今のところ一つも感じられません。ストレスばかりです。
例えば日高から土佐の高岡へ買い物へ行くのに車で、信号や渋滞で止まることなくほぼノンストップで15分。これが日常です。
ところが同じ距離をここ多摩で移動すると、信号で止まりながら渋滞にハマりながら場合によっては1時間以上かかります。
その上目的地に着いたら着いたで駐車場探しと高額な駐車料金。
ストレスフリーだった高知が懐かしい。
少ない人口なのに金持ち。これが理想です。