最近道端にこの花がよく咲いています(表題写真)。
いつものように名前はわかりません。ただこれとよく似た形をした花は日高村でも見たことがあります。
カザグルマという花です。
でもこれはカザグルマではないと思います。大きさが違います。
カザグルマならもっと大きいはず。それにこんなにたくさんの花をつけません。
日高村のカザグルマは天然物で、日本各地からマニアが盗掘にやってきました。
日高村にはこうして盗まれ消滅してしまった花がいくつかあります。(確かセッコク?も今では村から消えてしまったのでは?)
だからカザグルマの咲いている場所は秘密です。
私も2か所ほど知っていますが、この秘密は墓場まで持っていきます。
花は人に見られるために咲いているんじゃない。鑑賞よりも保護が優先。
では何のために花は咲いているのか?
わかりません。
花の美しさにはいったいどんな秘密が隠されているのでしょうか?
先祖を残すためとか、外敵から身を守るためとか、そんな科学にありがちな硬く退屈な理由ではない、もっと花の美しさにふさわしい詩的な理由があるとよいのですが。
とりあえず、こっちのカザグルマもどきが盗掘される心配はなさそうです。
そこらじゅうどこにでも咲いているので、仮に盗掘されても滅亡するとはとても思えません。