見えない絶景

表題の写真。生い茂る木々がなければ広く多摩ニュータウンのパノラマが見渡せます。

せっかくの絶景も木が邪魔をして見えません。

ビルのせいではありません。木が眺望をふさいでいます。

場所は聖蹟記念館横の広場。

聖蹟記念館は高知県佐川町出身の偉人、田中光顕さんが昭和の初期に建てた明治天皇を記念する洋館です。

当時の古い写真を見ると、この辺りに木はほとんどありませんでした。

その頃はきっとここからも関東平野を一望に見渡せたはず。

もともと江戸時代の多摩丘陵は薪や炭を得るためいつも木を切っていたので高い木はほとんどなかったそうです。木を育てては切るを繰り返したサステイナブルソサエティでした。

そういえば、日高村大滝山の復興に取り組んでいる麓のお寺のご住職は、眺望を邪魔している木を数本切りました。その結果失われていた眺望が開け、今は高知市内からもトレッキングを楽しむ人が大勢大滝山へ詰めかけています。

それを見習って多摩丘陵の木も少し切ってしまったらよいのではないでしょうか。

木のない多摩丘陵を歩いてみたい。

太平洋から赤城山まで続く広大な関東平野とその上に広がる広大な空を、今でも眺めることができるはずです。




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