昨日はお正月準備のため夜はスーパーへ買い出し。
人でごった返す店内を、手をつないで歩いているひと組の母娘が目に留まりました。
お母さんは三十代くらい、女の子は小学生の低学年くらいでしょうか。
横を通り過ぎる時、お嬢さんに話しかけるお母さんの言葉が耳に入りました。
「明日何食べる?パン?おにぎり?」
昨日から見て明日といえば今日。今日は誰が見ても全国的にお正月で、どこの家庭でも食べるのはおせちとお雑煮と決まっているのではないのか?
驚いて見ると女の子は髪の毛がボサボサで、お母さんも冬とは思えない涼しげな服を着ていてあまりお金を持っていそうには見えません。
その後、私がぐるっとスーパーを巡り最後にパンのコーナーへ行くと、その母娘がいました。
耳をスーパーダンボにして二人の会話を聞いてみると、
どうやら母娘のお正月はおにぎりではなく菓子パンに決定したようです。
横目でチラリと二人のカゴの中身をチェックすると確かにお正月らしいものは一つもなく、
やがてその寂しいカゴの中にお嬢さんがうれしそうに値下げシールの貼られた菓子パンを入れていきました。
日本の貧困は私の想像以上に進んでいるのかもしれません。
今年はもっと世のため人のために働こうと決意しました。
最後になりましたが、
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
写真は今日、元旦の多摩から見た富士山。