昔、心療内科の医師から患者さんを紹介してもらっていたことがありました。
多種大量の薬を出す医者で、診察を受けた患者さんは悩みから解放されるどころか、薬のせいで心がどんどん不安定になっていきます。
患者さんと長い時間を過ごす鍼灸治療の特性上、医師への不信感を患者さんと共有していたら、次第に誰も紹介してもらえなくなり、やがて関係は切れました。
あの時、薬に心を支配されてしまった患者さんを見てきた経験があるので、
以来誰かが自殺した、自ら死を選んだと聞くと本当かと疑ってしまいます。
本当は薬に殺されたんじゃないか?
特にその自殺者がずっと悩んでいて、心療内科や精神科へ通院していたと聞くと、滅茶苦茶な薬を出されたせいで心がぐちゃぐちゃになり訳が分からなくなって死を選んでしまったのではないかと勘ぐってしまいます。
あの世で、どうして自分が死んでしまったのか分からずにいる自殺者は多いのではないでしょうか。
もし亡くなった人が口をきけるなら、「私は自ら死を選びました」と胸を張って言う自殺者は、実はとても少ないような気がしています。