老人の焦りを受け止める

日本テレビ『沸騰ワード10』の影響は今日も続いています。

おそらくグーグル検索でこのブログもヒットしたのでしょうか。昨日と一昨日のテレビ関連の記事をたくさんの方に読んでいただきました。

ありがとうございます。

やはり出るならちゃんとしたテレビ番組に限ります。先日の『世界一受けたい授業』といい今回の『沸騰ワード10』といい影響の大きさのスケールが違います。超スーパーメジャー級の影響力です。

こういった本物のメディアに取り上げられた日高オムライス街道を誇らしく思います。ただ、これに慢心してはいけません。

前置き(自慢話)はこれまでにして、

世界に広がるオムライス街道に浮き足立ちながらも、今夜は日高村「大滝山を守る会」の会合がありました。参加者は私がとても尊敬している古老の二人と若い住職さん、そして私の4人。

大滝山は、このブログでもたびたび取り上げている日高村の霊山です。

数年前までは訪れる人もなく、ずっと荒れていたのを今ふもとのお寺の住職さんが中心となって整備が進み、最近は徐々に登山者も増えてきています。

大滝山は順調に活気を取り戻している。一歩一歩確実にその魅力が知られるようになっている。私はそう思っています。

しかし古老は焦っていました。

「もっと早うせんと。」と言って月1回ペースのイベントを提案されました。

イベントで人を集めて大滝山の魅力を直接その参加者に伝える作戦です。

その古老の姿に、鍼灸師の私は、患者集めを焦るあまりに様々な策を巡らして結局失敗する若い鍼灸師の様子を重ねてしまいました。

焦ってギラギラしている鍼灸師に鍼を刺させてくれる心の広い患者なんているはずないと、ちょっと考えれば分かるはずなのにどうしても焦ってしまう。まあ気持ちはわかります。

今日1人だった登山者が翌日から毎日1000人になるなんてことはありません。確かにテレビの全国放送に出て翌日大勢の人が来ることはあります。が、それは基本一過性です。

やはり着実にファンを増やすためには地道な努力。365日いつだれが来てもキレイな美しい大滝山を維持することが大切なのではないでしょうか。

もちろん少ない人数、足りない予算では美観景観、環境の維持はとても難しい仕事です。それでもイベントの時だけ整備して、それ以外の時は雑草だらけでは人を呼べません。

しかし老人はなぜこれほど焦っているか。

古き良き文化がどんどん失われていることに、強い危機感を抱いているようです。「今、若者に伝えておかなければ全部消えてしまう」。

老人のこの気持ちを受け止めて安心させてあげるのは、今の社会状況と私たちの能力をみると、少し難しいようです。

大滝山は守る会は、こんな感じでスタートしました。

写真は、大滝山の巨大岩。




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