白、そして茶が登場

迷い犬のシロと再会できました。

数週間前、近所のおばあさんに棒で追い回されたために、再び深い人間不信に陥ってしまったシロ(写真)。

しばらくの間姿を消していましたが、今日ようやくいつもの場所に。

再び信頼関係を作る努力の再開です。

役場には「早く捕獲しろ!」との声が、先ほどの棒で追いかけ回したおばあさんからも含め、いくつか届いています。

そんな人はいろんなアドバイスをしてくれますが、

罠は他の動物を捕まえてしまう可能性があるからダメ。それにシロは頭が良くて警戒心も強いので罠には入りません。

麻酔銃も死んでしまう可能性が高いので今、高知では行われていません。

テレビでよく街に迷い込んだイノシシが麻酔銃で撃たれた後に死んでしまうのは、薬の量が難しいからだそうです。人間だって麻酔の事故はしょっちゅうなのに、まして体の小さい犬にそんな危険な方法は使えません。

強制的にみんなで寄ってたかって力ずくで捕まえてしまえとも言われますが、そんなことをすれば、たとえ捕まえてもシロはもっと人間不信になって新しい飼い主とうまくやっていけなくなります。

なので役場は時間をかけて関係づくりをがんばっています。

近寄っては逃げ、逃げては近寄っての繰り返しの日々がまた今日から始まりました。

そして今日、新しい迷い犬が登場です。

「あの犬、なんて呼びます?」

「茶色いからチャチャなんてどうですか」

「茶色いからチャボやね」

「ぼくはチャチャ言うたやないですか!チャボにするなら最初から僕に聞かないでください」

チャチャまたはチャボ。と、とりあえず呼び始めた犬は、シロよりももっと警戒心が強く、ものすごいスピードで逃げていきます。

なのに足が悪い様子。シロ同様いろいろな経験をしてきたことが推測されます。

職場にまた根気のいる仕事が一つ増えました。

「なんで今年は迷い犬が多いんやろう?」

「来年は戌年だからやろ」

「こいつらのために働いたら宝くじが当たるかもしれんね」

そんな会話をしながら年末の一日は過ぎていきました。




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