痛み知るべし

先月から始まった首の痛みがまだ続いているのに、

今度は治ったと思っていた左の膝がまた痛くなってきました。

昨日、動物園の一番奥にあるレッサーパンダの家まで歩くのも、

左膝と首が痛くて痛くて、多摩丘陵がキリスト教徒のゴルゴダの丘に思えたほどです(例えがこれでいいのかわかりませんが)。

私のように鍼灸を仕事にしている者が痛みを訴えると、

「自分で治せ」と言われます。

まあその通りなんですけれども、

こんなことを書くと腕のないことの言い訳みたいになるのもわかっておりますが、

自分の痛みをじっくり味わうのもまた私たちの仕事のうちです。

だいたい痛みというのは痛い本人しか感じることができません。

なので時々は自分でも痛みを感じていないと、どうしても患者さんの目線にはなれず、よい仕事もできません。

こうして自分のどこかが痛いのは、私たち鍼灸師にとって大事な経験で、よりよい治療をするための貴重な武器を手に入れたようなものです。

ここだけの話、そもそもほとんどの痛みは放っておいても治ります。

痛いうちが花というもの

などと痛みをこらえながら、やせ我慢を言っています。




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