同じ町内で大きな火事がありました。
奥様とお母様が亡くなり、仕事に出ていたご主人だけがただ一人無事だったそうです。
町内といっても私の町は人口が1万人を超えているのでまったく面識はありません。
それでも目の前で激しく昇る太い煙を見てしまうと他人事とは思えません。
「行ってきます」と朝普通に家を出て、帰ってきたら家族も家も全部なくなっていた。
そんなことが現実に起こるなんて。
「朝に紅顔ありて夕べに白骨となる」
誰かのお葬式でお坊さんが人生とはそういうものだと言っていましたが、
仮にそういうものだとしても、やっぱり信じられません。
時々、人生がとても嫌いになります。