実家の庭で収穫した柿を、
しばらく干して今日食べてみたら甘くて渋い柿でした。
柿というのは甘いか渋いかのどちらかだと思っていたので、
同じ柿に甘さと渋さが同居している柿は初めてです。
甘いからおいしいとドンドン食べ進むと、口の中に渋さがドンドン広がります。
渋いからもう食べるのを止めようと思うと、一方で甘いのでどうしても口に入れたくなる。
不思議な柿です。
結局最後は渋さが勝り、途中で食べられなくなりました。
実家の庭には梅、花柚子、柿とありますが、
どうもみな味が薄い、高知の言葉で言うと「たっすい」のでおいしくありません。
高知の濃厚な太陽と水と土で育った力強い野菜を食べ慣れてしまうと、
多摩育ちの野菜は持っただけで悲しくなってしまいます。