選挙の泡沫候補といえば昔は奇人変人ばかりで、
テレビの政見放送は珍しいもの見たさの見せ物小屋気分で楽しんだものです。
ヤバい人たちがどんなどんなわけの分からないことを言ってくれるのか、ワクワクしながらテレビの演説を聴きました。
ところが今年の選挙は違います。
常軌を逸したメチャクチャなことを言ってくれるのを楽しみにして泡沫候補の政見放送を見始めても、
いつの間にか「そうそうその通り」「なかなかいいことを言う」と
すっかり説得されてしまっている自分に気づき、驚きます。
一方、
大政党や有名政党の候補者は、
中身のない美辞麗句ばかりを延々と並べ立てているように聞こえ、聞けば聞くほど詐欺師に思えてきます。
こっちの候補者の方がむしろヤバい人たちなんじゃないかとすら思えてきます。
どうやらついに、
いよいよ私も奇人変人の仲間入りかもしれません。