母校の名を忘れる

私が卒業した鍼灸の専門学校の名前を、

今日患者さんから聞かれたのに答えられませんでした。

すっかり忘れてしまっていたからです。

何十年もの長い間学校のことは「私の出た鍼の専門学校」とだけ言っていたら、いつの間にか肝心の名前をすっかり忘れていました。

家に帰ってから、Googleマップで学校のあった吉川市の地図で確認したら、驚いたことに学校自体がもうありません。

そういえば何年か前に風の便りで廃校になったと知ったのを思い出しました。

さっき必死に考えて、「埼玉なんちゃら専門学校」だったところまで思い出し、ネットで検索してようやく「埼玉東洋医療専門学校」だったことを突き止めました。

しかしそう言われても、まだ本当に自分の出身校がその名前だったかはよくわかりません。すっかり忘れてしまっていたので名前を言われた今でも「こんな名前だったかな?」と半信半疑です。

患者さんの中には時々学歴をものすごく気にする方がいます。

名門と言われる鍼灸学校を出ている鍼灸師の方が腕が良いのではないかと思っているのかもしれません。

私の埼玉なんちゃら専門学校は消滅するくらいですからもちろん名門ではありません。

ただ鍼灸師というのは、プロ野球選手やJリーガーと同じく日本では数少ない完全実力主義の職業です。

学歴もコネも意味のない世界。患者さんの苦痛を取り除く能力があるかないかだけがものを言う世界です。

大阪桐蔭高校野球部出身の人がみんなプロで活躍できるわけではないのと同じ。

と、患者さんには説明しますが、

毎度この説明をしていると自分が言い訳をしているような気分になります。

学歴はないよりもあった方が、「そんなものいらない」と言った時に負け惜しみに聞こえずにすむのかもしれません。

ただ逆にいえばそれ以外に学歴って必要になる時はあまりないようです。(これも負け惜しみに聞こえますが)。



コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。