残業してもいいですか?

5月もいよいよ終わろうとしています。

先月この歳で初めてサラリーマンとなり、早いものでもう2ヶ月。

すでに顔だけは大ベテランとして元気に働いております。

先週の給料日には想像を超えた、いや、想像を絶するうれしい金額が振り込まれていて、来月への期待がいやが上にも高まりました。

と申しますのも、

先月の残業が今月の給料に反映されているからです。

つまり今月の残業は来月の給料に反映されます。

今月は先月よりもはるかにたくさんの残業をしているので、それがどれほどの巨額な金額となって来月に振り込まれるのか、

考えただけでも瞳を¥の形に輝かせている今日の月末です。

 

「昔のサラリーマンは基本給が安くても残業を死ぬほどやって稼いだものだ。」

社内をうろうろしている古老たちがそう語り合っていました。

「今の奴らは残業ができなくてかわいそうだ。」

うちの会社はまだそれほどでもありませんが、よその企業ではどんどん残業をさせない仕組みになっていると聞きます。

古老たちの話では、従業員を名目だけ管理職にして残業代を払わないようにしている企業もあるそうな。

なるほど。

私の知り合いに誰からも嫌われている自己中な男がいて、彼が数度の転職の末ついに「今度は取締役として雇われた」などと偉そうに自慢しておりましたが、今その理由がようやくわかりました。

かわいそうに。

残業代もなく部下もいない取締役として、彼はこき使われているのでしょう。

自己中な性格は結果本当に損です。

それはともかく、

かつて私たち日本人は世界中のどの民族よりもたくさん働いて、世界を圧倒する莫大な富を生み出してきました。

それなのに、今残業を禁止し労働意欲のある日本人から労働を奪っているのはいったいどこの誰なのでしょう。

ブラック企業の取締まりや過労死対策をするために働きたい国民から仕事を奪うことは、交通事故死をなくすためにすべての国民から車を取り上げるようなもので、いかにも雑です。

サブロク協定など残業の禁止は日本経済を破壊したい人たちによる愚かな陰謀に違いありません。

だから私は残業をします。

24時間働いて、日本を再び世界一の豊かな経済大国にします。

そんな気合いでこれからも必死に働くつもりでおりましたが、

残念、

当社も他の企業を見倣い夏から残業のできない勤務体制に変わるとのこと。

つまり夏以降のわたくしのお給料はほぼ格安基本給のみとなります。

残業してもいいですか?

もはやこの国は私たちの熱い思いに応えてはくれません。

 

写真は就職2ヶ月達成記念に食べた焼肉食べ放題の黒毛和牛。

一般に食べ放題の和牛は向こうが透けて見えるほど薄くカットされてやってきますが、ここのはけっこう分厚いのがやってきてくれました。

感動です。

やっぱり焼肉食べ放題は「熟成焼肉いちばん」が一番だと思います。

3ヶ月達成記念もうかがいます。




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