正しい健康法はいらない

(昨日の続きです。)

健康はお金で買えません。

健康は自らの毎日の実践と行動の結果、自分自身の内側から生まれてくるもので、誰かに譲ってもらうわけにはいかないからです。

だから誰かにお金を払って健康法を習うのは馬鹿げています。

それだけではなく、

がんの患者さんにとって健康法を習うのがとりわけ危険なのは、

私のように健康産業で生計を立てている人間には人の弱みにつけ込む悪い人が多く、がんの患者さんがかっこうの餌食となってしまうからです。

誰かに健康法を習おうとすると、無駄なお金を大量に使ってしまうだけではなく、それどころかかえって不安ばかりが大きくなってしまいかねません。

不安は健康の最大の敵。こうなると本末転倒です。

図書館の健康本コーナーから良さげな本を何冊か見つけてきて、やってみるのが一番安全で確実と言えます。

こんなことを言うと、

商売の邪魔をされた健康産業の人たちは

「私の健康法は正しい方法でやらないと効果はない」とか「間違った方法でやるとかえって悪い影響がでる」などと言って、患者さんを脅かす人がいます。

それは完全に間違いです。

そうやって「正しい健康法」を押し付けてくる人はまったく病人を知らない人なので、できるだけ早く手を切った方が無難です。

体を自由に動かせなくなる、呼吸すら自然にできなくなるのが病気というもので、

健康法を正しく実践できる病人なんていません。

以前病院で勤めている頃、ベッドの上で痛みにのたうち回っている患者さんに、よく新米の看護師さんが「深呼吸してください」と声をかけている場面を目撃しましたが、

深呼吸してくれと言われて簡単に深呼吸できる患者さんと、私は一人として会ったことがありません。

自由に動けなくても、満足に呼吸すらできなくても、優れた健康法つまり自分に合った健康法なら自分なりのやり方でやっても十分に効果が出ます。

中国はもう流行らないかもしれませんが、

今中国の気功や太極拳の大先生と呼ばれるような達人たちの多くは、その昔自分の病気を克服するために気功や太極拳を始めました。

運動麻痺だった人もいます。当然そんな人は動けません。正しい気功や太極拳なんてできるわけがありません。

それでも公園でやっている太極拳や気功を後ろから見よう見まねでやってみて、病気を克服して、やがて大先生になっていきます。

健康になるために正しい健康法なんていりません。

 

昨日に引き続き長いブログになってしまいました。

つまり私が言いたいのは、

がんの治療法はないとしても、健康法は星の数ほどあります。

やってみてなんとなく心地よい健康法、なんとなく楽しい健康法、なんとなく自分に合っているような気がする健康法は、正しい方法なんて関係なく自分なりにやってみるべきです。

そうすれば、必ず良い効果が出ます。

 

昨日このブログで書いた私のおすすめの健康法「瞑想」のやり方は、明日ご紹介します。

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