多摩市を走るオリンピックの自転車ロードレースを観てきました。
市の広報からは「沿道での応援は自粛してください」と言われていましたが、近所で話し合った結果、市も本気で言っているわけではないだろうという結論となり見に行くことに。
もしかしたら国や都が言っている飲食店の営業自粛も本気ではないのかもしれません。
本気ならオリンピックをやらないはずです。
家の近所にオリンピックがやって来る、これを逃したら二度と起こるはずのない一生に一度の奇跡を見ない手はありません。
レースが来る1時間前に見に行きました。
沿道にはすでにたくさんの人。炎天下、灼熱のアスファルトに座り府中を出発した選手たちがやって来るのを待ちました。
やがて上空にヘリが飛んできて、
その下に姿を現したのがものすごいスピードでこっちへやって来る先導車と先導バイク、そしてそのすぐ後ろにこれまたものすごいスピードの自転車の集団。
先頭集団です。
来た!と思った瞬間にもう消えていました。
上空を飛んでいるヘリが先頭集団の位置を教えてくれます。私のいた場所からみるみる離れていきました。
次に後続の集団。
レースはまだ序盤。こちらの集団は比較的ゆっくりと走っていました(写真)。
それでも大変な迫力で爆走する水牛の集団が走り去るのを眺めているような感じです。
呆然と見送ると、その後ろからは猛り狂いながら走る各国サポートカーの集団。
なぜかわかりませんがサポートカーとサポートバイクが殺気立ち、クラクションを鳴らしながら抜きつ抜かれつ爆走していました。
それらが全部通り過ぎるまでにかかったのはものの5分くらいだったと思います。
しかしものすごい迫力の5分間でした。度肝を抜かれすっかり圧倒されました。
レースを観る前私はオリンピック中止派でした。それがレースが終わるとすっかり延期派に変わっていました。
世界のトップレベルのアスリートはきっとどのスポーツでも一見の価値があります。
自転車ロードレースについてまったく無知な私でも激しく感動したくらいです。
無観客でオリンピックをやるなんてそれこそ言語道断。
全人口が生で観ることはできないにしても、できるだけたくさんの人が実際に観ないのでは地元でオリンピックをやる意味はありません。
今からでも遅くはないのでぜひともオリンピックはいったん中止にして、コロナが落ち着いたのちに完全な形で開催すべきだと思います。
テレビというのは現実に起こっていることのほんのわずかな一部分を切り取って見せているに過ぎないのだと、実際に生の現場を観てみてよくわかりました。
いろんな意味でスガ総理は大失敗をしています。
オリンピックはもうIOCや利権屋の手から取り上げアスリートへ戻す時期に来ているのではないでしょうか。
スポーツには確かに力があります。
しかしそれを邪魔しているのはコロナではありません。強欲なIOCと利権屋がオリンピックを黒くしているのです。