村の迷い犬は今

人を怖れ、決して人に近寄ろうとしない、それでいて人と仲良くしたい、他の犬と遊びたいそんな気持ちでいっぱいの日高村の迷い犬のシロ(仮称)。

ようやく役場で一番心の優しい職員の手からエサを食べるまで5センチの距離に近づいてくれるようになりました。彼とシロが抱き合っている写真を撮るまであと1か月と予想しています。

東京郊外では野良犬は絶滅したように見えます。おそらくいてもすぐ保健所に捕まるから、自由に暮らしている犬は見たことがありません。

高知では自由に暮らしている犬が時々います。

調査によるとシロもここに来る前は、もっと山の上にいて当時は3人兄弟だったそうです。

今のシロは一人。きっとたくさん辛い目にあって人間を怖れるようになったのでしょう。近所の人の話では、どんなに雨が降っていても屋根の下には決して入ろうとはしないそうです。建物の中にもなにかつらい思い出がありそうです。

他にも先日、妻が訪問した柑橘農園にも自由に暮らしている犬(野良犬)がいました。

タロウと呼ばれる彼は、広大なミカン園を歩き回ってはイノシシから農園を守っています(自主的に)。

高知で野良犬が自由に暮らしていけるのは、土地が広いのと人間が優しいのと犬の頭と性格がよいからだと思います。

シロもとても穏やかな性格で、攻撃的なところはまったくありません。

近所の人も皆さん心の優しい方ばかりでシロをやさしく見守ってくれます。いつも誰かが面倒をみてくれるのでシロが飢えることもありません。

野良猫との付き合い方に「地域猫」というのがありますが、シロやタロウはまさに「地域犬」です。

心に傷を負ったシロが再び人を許してくれるまで、地域の粘り強い努力を続けています。

もちろん犬や猫を嫌う人は高知にもいます。時々役場に「早く処分しろ」みたいな電話がかかってくることがあるので、そんな人が何かしないか心配です。それにシロの縄張りの近くは最近工事が始まってトラックが走っているので交通事故も心配です。

保護した後にはもう飼ってくれる人も見つかっているので、早くシロにはなついてほしいと思っています。




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