収穫を待つばかりだった実家の庭の梅の実が、先日の嵐で全部枝から落ちていました。
雨上がりの今日、行ってみたら枝には一つも残っていません。
全部地面の上で泥だらけに。
3、4日前まで木には実がたわわに実り、誰が見ても立派な梅の木だったのに、裸になったいまは何の木かもわからない木になり果てていました。
できるだけ木の上で完熟させようと収穫を先延ばしにしていたせいです。
拾って何かに使おうかとも思いましたが、落ちて泥だらけの梅の実を見て、どうにもやる気が出ず今年はそのまま肥料にすることにしました。
今実家の庭は地面一面に広がった完熟梅のとてもよい香りがします。
来年はもっと早く収穫することを学びました。
思い出してみたら、高知の大家さんはものすごく早く収穫していました。ガリガリの小さな青梅の時です。
あの時は「早すぎる」と思いました。今でもあれは早すぎだと思います。それでも、収穫は早い方がいいのかもしれません。
物事は自分でやってみてはじめて理解できることがあるようです。
なんでも大家さん任せで庭をやっているときには、分かっているつもりでもわかっていないことがたくさんあったと、今自分でやってみるてようやくわかります。