朝に来る野鳥

春になり毎朝キジバトの声に起こされています。

リズミカルな低音による目覚めは、目覚まし時計のやかましい電子音よりはるかに心地よい。

最近は一か八か、キジバトが朝来てくれることを見込んで目覚まし時計をオフにして寝ています。

来てくれなければ寝坊。起きられません。遅刻覚悟の目覚まし鳥頼み。

「春眠暁を覚えず」。

幸い今のところキジバトは毎朝来てくれています。

高知の日高村に住んでいる頃の春はキジバトではなく、毎朝ウグイスが来てくれていました。

ウグイスの爽やかな歌声はキジバトの数百倍も心地よい目覚め。

今と同じく日高村にいる時も目覚まし時計をオフにしていました。

ところがウグイスは時々どこかへ行ってしまいます。恋多き野鳥。

何度も寝坊したのは懐かしい思い出です。

ところで、

実家の庭で作業しているとジョウビタキがすぐ近くまでやって来て、長いことこちらの様子を眺めています。

日高村にもたくさんジョウビタキがいました(写真、土佐弁ではチャビタキ)。

ただ土佐のジョウビタキも人懐こいとはいえ、そんなに近くへは寄ってきませんし、近くへ寄れば逃げます。

なのに多摩のジョウビタキはやたら近くへ寄ってきて、こっちを見て何やらしきりに歌っている。

今日だけではありません。私が実家の庭へ行くといつもです。

だんだん気味悪くなってきました。

何か重要なメッセージを伝えようとしているのか。だけど何を言っているのかさっぱり分かりません。

「オリンピックを中止しろ」。

もしかしたらそんなことを言っているのかも。

そいつは無理な相談です。




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