明徳高校のふるさと

高知の甲子園は、特に盛り上がることもなく静かに終わりました。

代表の明徳義塾高校は、県内では人気がありません。

選手のほとんどが県外から来た子で占められているのに加え、高校のある場所も人里離れていて地元との交流があまりないからだと思われます。

今年、高知で高校野球が盛り上がったのは、春に中村高校が甲子園に行った時と、夏の県大会で梼原(ゆすはら)高校が決勝まで勝ち進んだ時です。

甲子園で中村高校の試合があった日、たまたま四万十市中村にいたのですが、街には人っ子一人いませんでした。

梼原高校が決勝で明徳義塾に負けた翌日、高知新聞のスポーツ欄は梼原高校野球部の健闘を称える記事で占められました。紙面の半分は梼原ナインを笑顔で迎える地元梼原町民のカラー写真だったと思います。

明徳高校の甲子園決定の記事はほんの少し。

新聞を遠くから見たら、梼原高校が勝ったように見えました。

その新聞だったかテレビのニュースだったか忘れましたが、決勝に勝った明徳選手のコメントが小さく紹介されていました。

「アウェイで試合するのは慣れています。」

明徳高校にとって高知がアウェイなら、ホームはいったいどこにあるのでしょう。

ホームのない孤独な野球チーム。

しかし、私にはそんなふるさとのない明徳高校がとてもかっこよく思えます。

腕一本で生きるさすらいの野球選手。

私もどちらかというと旅人でふるさとを離れて高知に来ているので、明徳ナインには共感するものがあります。

なので、高知県民が誰一人応援しなくても明徳義塾を応援します。と言いたいところですが、

なぜかやっぱり中村高校や梼原高校の方が好きです。

次の甲子園は、高知県全体が盛り上がる高校に行ってほしいと思います。

 

表題の写真は野球とは全く関係のないムラカフェひだかのモーニング。




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