日高村の未来をイメージする

「漁師も魚屋もこの土地で一緒に暮らし、美味しい鰹をずっと食べて暮らせる」

これは鰹ソムリエの田中隆博さんが思い描いた未来の地元中土佐町です。そして中土佐町は田中さんの思い描いた通りになっているようです。

先日、日高村で講演してくれた徳島県神山町の大南さんも

10年後に地域がどんなふうになっていたいかをイメージして、そのために今できることをやるとおっしゃっていました。神山町の成功は地域づくりの世界でお手本になっています。

これら成功自治体に触発されて、私も日高村の未来をイメージしようと試みています。

が、意外と難しい。

おそらく日高村の「今」が満ち足りていているので、必死に未来をイメージする必要があまりないようです。中土佐町も神山町も未来が「ヤバい」という危機感がとても強かったようですが、日高村には今はまだ危機感はそれほどありません。

日高村は将来消滅すると言われているにもかかわらずです。

ただ消滅説は都会の弱い人の作った机上の理論だと思います。人口が減るとしても消滅まで考えるのはビビり過ぎの感があります。

日高村の力強い人たちと暮らしていると消滅というイメージはどうしても沸いてきません。

私が日高村の未来をしっかりイメージできるにはあともう何年かここで暮らしもっとこの村のことを知る必要がありそうです。一つ言えるのは世界の経済とは違う場所で日高村はずっと存在し続けるはずです。

それにしても解せないのは、地方消滅説のような不安を煽るイメージを社会にばらまくことにどんなメリットがあるのでしょうか。メリットとデメリットを図りにかければデメリットの方が多い気がします。限界集落=消滅という思い込みが潜在意識に刷り込まれてしまうからです。本当は消滅しなくてもよい地域が消滅させられてしまっていることもあるかもしれません。

高度経済成長の夢をもう一度実現したいと考えるのであれば、もっと希望の持てるイメージを社会に広げてほしいものです。例えば、人口減少の今だからこそあえて昔の「所得倍増計画」を復活させてみてはどうでしょう。

写真は、鰹ソムリエの田中さんがご馳走してくれたウルメイワシの刺身。

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