日高村の和紙アート

「わしの親友もなんだが」

退職後、和紙を使ってランプシェードや小物入れなど様々な作品を作っている日高村の和紙アーティストのIさんが話してくれました。

場所は沖名の奥、備前焼のコレクションや作品でいっぱいのIさんの工房です。

Iさんの親友は会社員ですが、「人にみられるのも、人をみるのも嫌で」出世も管理職になるのも断り、定年まで現場の第一線で働くことを選んだそうです。

その親友が定年退職を数日後に控えたある日、Iさんに言いました。

「なんでわしは貯金せんかったんろう」

それを聞いたIさん自身にも貯金はありませんでした。

二人とももともと貯金という発想自体がなくて、年を取った今になって後悔している。そう言って笑うIさんの姿はまったく後悔しているようには見えません。

宵越しの金は持たない本物の豪快さ。それが「いごっそう」です。

 

このような土佐人の豪快さは、地域づくりや未来づくりの観点からは欠点のように言われることもありますが、私は長所だと思います。

写真の繊細なランプシェードは、豪快な土佐人の手から生まれました。

何物にもとらわれないIさんの大胆で自由な発想は、新しい作品を次から次へと生み出しています。

高知の未来も「いっごそう」から生まれるはずです。

ちなみに、ランプシェードは作り過ぎて置き場所に困ってきています。

購入に関心のある方は私までご連絡ください。

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