日高村だけの幕末維新博

今春、高知県では幕末維新博が開催されます。

日高村にも維新の志士がいました。北添佶磨です。

幕末維新博を知っている人もあまりいないと思いますが、北添佶磨を知っている人はもっと少ないはずです。しかし池田屋事件なら幕末に関心のある人なら誰でも知っています。北添佶磨は池田屋事件で新選組によって命を落とした人物です。

そんな北添佶磨を目当てに日高村を訪れる人は、たとえ幕末維新博の長い開催期間中であっても、おそらく皆無でしょう。

しかしフットパスなら北添佶磨で日高村に人を呼べる可能性があります。

池田屋事件に強い関心を持っている人はいます。関係者の子孫や歴史研究者などです。もちろんそんな人は10万人はいません。多くても世界に100人くらいいればよい方ではないでしょうか。

日高村にとってはそれでも全然かまいません。10万人をおもてなしする能力は日高村にはありません。しかし100人なら最高のおもてなしができます。日高村でしかできない体験。しかも日高村はありのままの姿で100人の人を満足させることができます。その手法がフットパスです。

(なぜ少ないお客さんで日高村が豊かになるのかは後日改めて書きます。フットパスは商品を売る手法ではなく、村そのものにおカネを落とす手法です。しかしあまりおカネのことを書くのは品がよくないので今回は省略します)。

フットパスは、地域の人と外部の人が出会う仕組みです。日高村には魅力的で面白い人がたくさんいます。彼らを観光商品に仕立てる必要はまったくありません。ありのままで十分であり、またありのままの自然体の交流こそが大切です。観光では決してできない自然な体験こそがお客さんにとって日高村を特別な存在にしてくれます。

町田のフットパスを歩いていると、新選組近藤勇を研究しているという地元の人に会いました。彼は最初「今日はどんと焼きがあるからあまり話せないよ」と言っていましたが、私が池田屋事件で殺された志士の出身地から来たというと、その日1時間も近藤勇と幕末の興味深い話を聞かせてくれました。

北添佶磨も見る目のある人にとってはとても価値のある人物になります。

そして日高村にも歴史を研究している人がいます。

町田と日高村の歴史研究者が(商売抜きで)出会うことができたら、そこからネットワークが広がっていくはずです。そしてそのネットワークが日高村の未来を作ります。

他にもトマト、国宝、神社、川、和紙、鉄道、オムライス、伝統芸能、山などなど。日高村の持つたくさんのネットワークの芽が世界とのつながりを待っています。

日高村の幕末維新博は、世界とのネットワーク作りから始まります。

写真は町田フットパスのおもてなし。町田市長も公式なお客さんをこの薪ストーブでもてなすそうです。

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