多摩市最大の巨大交差点、新大栗橋を車で通り過ぎる時、交通事故を目撃しました。
反対車線の横断歩道に壊れた自転車が(ママチャリ)が倒れていて、そのわきに頭を血だらけにしたホームレス風のおじいさんが立っています。
けっこう出血していて髪の毛は血でベトベトです。
しかしおじいさんの顔には笑顔。たいしたけがではなさそうです。
どうやら事故は起こったばかりで、自転車とおじいさんの周囲には数台の車が止まり事故対応をしています。どの人が運転するどの車が自転車とぶつかったのかはわかりません。数人の人が慌てた様子でけが人の周囲を取り囲みスマホを耳に当てていました。
私が見たのはそこまで。
無情にも私はそのまま車を走らせ目的地へ向かいました。
それにしてもこの事故、どうやって起こったのかがわかりません。
新大栗橋の交差点は歩行者と車が同時に動くことがないのです。
歩行者が横断歩道を渡るときは自動車はすべて止まるように信号が設定されているからです。反対に車が動いているとき歩行者は絶対に交差点へは入れません。
しかも事故が起こったのは横断歩道のほぼ真ん中。
車か自転車のどちらかが命がけの信号無視をして交差点へ突入しなければ起こらない事故です。
車と自転車、どちらがそんな自殺行為をしたのでしょう?
見かけだけで判断すれば怪しいのは被害者、頭が血だらけのホームレス風の老人です。すぐにホームレスとわかるいかにも信号を無視しそうな風体でした。
しかし見かけで人を判断してはいけません。
実は止まっていた車うち一台が杉並ナンバーだったことを私は見ています。
この車も怪しい。
東京23区の車はどうしたわけか多摩に来るとみんな異常にスピードを出すからです。彼らは多摩を北海道かどこかスピード無制限OKのド田舎だと勘違いしています。そんなところは日本のどこにもないはずなのに23区ナンバーの車は多摩の道を狂ったように飛ばします。
ではあの杉並ナンバーが無謀な信号無視をしたのでしょうか。
どちらにしても真相は闇の中。私にはもうわかりません。その場を走り去ってしまったので。
ところで、
いつもなら新大栗橋の交差点には見張りの警察官がいます。
ところが今日に限っては警察官がいませんでした。
いつだってそうです。
いてほしい人はどうでもいい時にはいつもいるくせに、いざいてほしい時になると必ずきまっていてくれません。