思い出の白レバー

かつて住んでいた埼玉県川越市にうまい焼き鳥屋があって、そこの看板商品がフォワグラのように濃厚で柔らかい白レバーでした。

ただこの白レバー、なかなか食べることができません。

まず超人気店なので予約を取るのが大変です。苦労して予約を取っても数量限定の白レバーはすぐに売り切れます。店の開店が4時。私たちが仕事を終えて急いで店に着ける6時には、まず間違いなく売り切れていました。

何度か店に通った末、運も味方につけてようやく対面した白レバーはそれそれはおいしくて、今でもよく覚えています。

川越時代の楽しい思い出です。

先日、高知市内で飲むことがあり一人で汽車(電車はありません)に乗って帰ることに。

高知駅から日高村の日下駅へ行く汽車は多くて一時間に一本くらい。次の汽車まで1時時間ほど待ち時間がありました。

時間つぶしに手近にあった空いている、どこにでもある普通の居酒屋に入り、これまたどこにでもある普通の焼き鳥、串盛りを注文。

しかし運ばれてきた串盛りにあったレバー、よく見ると懐かしの白レバーに見えます。食べてみるとやっぱり白レバーでした。

普通の居酒屋の普通のレバーが白レバーの土地。高知は食べ物がうまいとよく言われますが、やはり本当です。

最近思うのですが、田舎も都会も人間はほとんど変わりません。

だから都会で悩んでいる人が田舎に移住して問題が解決すると期待するのは間違いです。あるいは都会の人間の方が仕事がうまいとか頭がよいとかと考えるのも間違えています。

都会も田舎も同じ日本。人間も同じです。

ただ食べ物はまったく違います。東京には世界中のうまいものが集まると思っている人は残念ながら完全に間違っています。

本当にうまいものというのは、ほとんど全部産地で消費されます。東京で手に入るものはうまいものの抜け殻。

最近流行の地産地消という言葉には重い意味があると高知に来て知りました。

東京には地産地消は手に入りません。

今、高知では地産外消というスローガンが叫ばれていますが、これこそうまいものが地域内で消費されている現状を表しています。うまいものを自分たちだけで食べてしまわずに外で売ってもっとお金を稼ごうというこのスローガン。うまくいくのかいかないのか分かりません。ただ現状はうまいものはあまり外には出て行かないようです。

都会の人はぜひ高知へ来てうまいものを食べてほしいと思っています。

明日、街で噂のもつ鍋を食べに行きます。川越にもおいしいもつ鍋屋がありました。その違いを見るのが楽しみです。




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