十数年前、合気道を辞めた途端に両足の親指が巻き爪になりました。
そこでいろいろ調べた結果「巻き爪は伸ばして治す」のが正しい治療法と発見。
巻いてしまった爪は伸びると自然に平らに戻るのだそうです。
そこで伸ばしました。
伸びた爪がこたつの中で嫁の足を引っ搔いて怒られても伸ばし続けました。
けれども治りません。
どんなに伸びても爪は平たくなることなく巻いたまま長く伸びていきました。
そのまま高知へ移住し、ある日頭の痒みを治すため皮膚科へ行ったついでに巻き爪をお医者さんに診せると、
「これはいかん。巻き爪は切らんと。深爪になるばあ切らんと治らんがよ」
とこれまでの知識とは正反対のことを言われました。
時代が変わったのかもしれない。
素直に医者の言葉に従い爪を切ると、あっという間に巻き爪は改善。
今日に至ります。
今日同じ体験をした初老のご婦人と会いました。
この方も、巻き爪治療のため最初に行った皮膚科で伸ばせと言われ悪化し、頭にきて他の皮膚科へ行ったら短く切れと言われ、ようやく巻き爪が治ったそうです。
こうなると巻き爪は短く切るのが正しい治療法のようですが、
伸ばすのと短く切るのとどちらが正しい治療なのか、正直私にはわかりません。
伸ばすのが正しいと言う人がいるということは、伸ばして治った人もどこかに必ずいたはずです。
だいたい健康になる方法というのは個人差があり過ぎて、普遍的に正しい方法なんてないように思われます。
例えば本を読むと、糖質を食べると太るというのは確かに正しい理論のように思えます。
ところがケーキをいくら食べても太らない人もいます。
結局個々人の体質を見極めるのが健康への一番の近道なのですが、結局これが一番難しくて悩みます。
表題写真は今日の雪。
あっという間に積もりましたが、あっという間に雨に変わり、あっという間に溶けてしまいました。