山のよろしさ 水のよろしさ 人のよろしさ

表題は、仁淀川町池川を詠んだ種田山頭火の俳句です。

まったく五・七・五になっていないのに俳句だそうです。

それにしても池川のことを見事に表現しています。池川はすべてこの俳句の通りの土地です。

山頭火の俳句には他に、

「酔うてこほろぎと寝ていたよ」

「まつすぐな道でさびしい」

「どうしようもない私が歩いている」

など心を打つ俳句がたくさんあります。

山のよろしさ~は池川のことを詠んだ句ですが、日高村を含めた仁淀川流域全体に当てはめることができます。

今日は、村の直売所「村の駅ひだか」で地元の方とふるまい餅とふるまいはちきん地鶏鍋を手伝ってきました。

今年の仕事納め、村の人情の篤さに助けられた一年の締めくくりに、山頭火の句に出会ったのは偶然ではない気がします。

以前から知っていた山頭火でしたが、この四国の地で触れる山頭火はまた一段と趣があります。四国では「歩く」ということに特別な意味があります。山頭火の句はそれをよく表現していると思います。埼玉県川越で読む山頭火と日高村で読む山頭火がこれほど違いがあるとは思いませんでした。四国の道には山頭火に今でも出会えそうな雰囲気があります。

来年は山頭火を探しに四国中を歩いてみるつもりです。

来年もよい一年になりそうです。

仁淀川町池川で山頭火は「野宿」と題して「わが手 わが足 われにあたたかく寝る」と記しています。

四国では野宿もあたたかい。

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