家に一人で一日過ごすと

自宅を鍼灸院にしたので、結果一日中家にいることになります。

先日いらした患者さんは「同じ日高村でもここは静かねー」と驚いていましたが、1人でいるとそうでもありません。

たくさんの虫の声がひっきりなしにずっと聞こえてきます。

コオロギ、鈴虫、その他名前を知らない虫たち。

そういえば昨日草刈りした時にはいろいろなバッタを見ました。小さなバッタから巨大な殿様バッタまで。バッタは鳴くのでしょうか?

鈴虫は本当に美しい声で鳴くのですが、その姿はなかなか見られません。

虫の声に混ざって、時々庭でカエルも鳴きます。稲刈り前は田んぼで大合唱していたカエルも、稲刈りの終わった今は一匹二匹、陸でコロコロ鳴くだけです。

鳥ももちろん鳴きます。

秋に聴くトンビの声はとても悲しげで、透き通った秋の空に遠く吸い込まれていきました。

毎日ほぼ同じ時間に鳴くコジュケイはやかましく秋の風情などお構いなし。

午前中、家の壁をコツコツ叩く音が聞こえたので、誰か来たのかと思って外を見るとムクドリほどの大きさの青い鳥が逃げていきました。

10羽に1羽くらいの割合で滅多に見ない珍しい鳥も家にやってきます。

鳥も鳴き声だけを聴いていると、家の周囲には常時5種類はうろついているようです。

今、隣の田福地区では放水トンネルを掘っています。一日24時間ひたすらトンネルを掘り続け、3年かけて山をくりぬき、隣の土佐市を流れる仁淀川へ日高村の戸梶川と日下川をつなげるトンネルです。

説明では騒音はないとのことでしたが、家に一人でいると風に乗って工事の音が聞こえてきます。

一昨日まで雨が降っていたので、家の前を流れる戸梶川の流れる水音も今日はまだよく聞こえました。今作っているのは、この暴れ川を鎮めるために作られる3本目のトンネルです。

 

田舎は静かだとよく言われます。

確かに都会で聞こえる車や電車の音、人の声はあまり聞こえません。

しかし田舎ならではの音はたくさん聞こえてきます。

こうやって一日家にいるようになり、たくさんの音に囲まれて、ようやく自然豊かな里山に移住してきたのを実感できました。

人の声といえば、

一人の小学生の男の子が学校の帰り、何やら歌いながら歩いていきました。




コメントを残す