姪のせいでカメラを復活

高知に住んでいた頃はどこへ行くにも一眼レフのカメラを持って歩いていたのに、

東京多摩に帰ってきてからはまったく持ち歩かなくなりました。

写真に撮りたいと思うものが多摩にはないからです。

そのため自慢の一眼レフはずっと家の同じ場所、なるべくカビのつかない場所にぶら下がったまま埃をかぶっています。

そんなおり、

ついに今年の夏もめいとおいが母親に連れられてアメリカからやってきました。

ついおとといまで赤ちゃんだったのに昨日会ったら中3になっていた姪は、わたしと会うなり

「余っている一眼レフカメラない?あったら欲しい。」

と生意気なことを言ってきました。

上述のように家に余っているカメラがないわけではないのですが、

「何を撮るんだ?」と聞くと「写真」と応えます。

カメラで撮るものといったら写真しかないじゃん、みたいな顔でこっちを見ているのが気に障ったので、

「そんな薄っぺらな情熱じゃあ大事なカメラはあげられないよ。」

と断ったらムッとしていました。

 

そんな姪っ子に刺激され、久しぶりにカメラを使いたくなったので今日カメラのキタムラへメンテナンスに持っていきました。

残念ながら母の遺品でもあるタムロンのズームレンズはカビによって完全に侵食されもうレンズとしては使い物にならないと死亡宣告。

なんとかカビを取ってほしいと店員に頼んでも古過ぎてメーカーも受け付けてくれないと言われ、泣く泣く諦めましたが、

代わりに中古で手ぶれ補正機能付きの良いレンズを6千円で購入。

良い買い物ができました。

キタムラの店員の勧めもあり母のレンズはオブジェとして部屋に飾っておきます。ただしカメラのそばには絶対に置いてはいけないと店員から念を押されました。

カビがうつるんだそうです。

メンテナンスを終え、新しいレンズで復活した一眼レフで撮った写真が表題の夕焼け。

この写りの良さを見てしまうと、まだまだめいにはあげられません。もったいない。

ただめいと同じく、わたしも写真以外にこのカメラで何を撮りたいのか、まだ見つかっていません。




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