奇跡の鍼

自分で鍼を打ったら、膝の痛みがすっかり治ってしまいました。

驚いています。

まさかこんなに効果があるとは、正直知りませんでした。

長年人様に鍼を打ってきて自分の腕に自信がないのも驚きですが、

これには立派な理由があり、

がんの終末期の病院で長く働いて、懇意にしてもらっていた多くの患者さんを見送っていたらどうしても自分の能力に自信はなくなります。

それでもこうスッキリ痛みが消えてしまうと、

病院勤務時代、看護師たちから「神の手」と呼ばれていたことを思い出します。

まあ自分で言うのもはばかられるのですが、恥ずかしながらあえて申し上げますと、

私はどちらかというと男ぶりの良い方なので、単純に女性スタッフから好かれている、モテているのだとずっと勝手に思い込んでいました。

しかしこうなってみると「神の手」と呼ばれていたのもまんざらお世辞ではなかったのかもしれません。

よくナースステーションの片隅で苦しんでいる看護師さんの痛みを、通りがかりに1、2分で取ってあげていたのを思い出しました。

ただ「神の手」が本当だとすると、私はモテていなかったことになります。

それはそれでまた複雑です。




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