天気のリスクをヘッジする

こう毎日、日照りが続くと、自然農法をやっている友人が心配になります。

以前彼は「高知で農業をやるのは博打です」と言っていました。

猛暑、台風、先日の豪雨、それにいつか必ず来る南海トラフ大地震と高知の自然は極端に変化が激しく、農業もそれに左右されざるをえません。

一か八かの世界です。彼も大事に育ててきた野菜が、天候のせいで大きな被害を受けたことが何度もありました。

私の想像ですが、畑では多品種少量の野菜を育てれば、天候のリスクを最小限にできるのではないでしょうか。雨に強い野菜と日照り強い野菜を同時に育てれば、天気がどっちに転んでも、どっちかは収穫できるので全滅は免れます。

何が起こるか分からない自然の中で一種類の野菜にすべてをかけるのは、私のような素人からみてもとても危険です。

友人の畑でも、春夏秋冬様々な作物を育てています。

ただ、この少量多品種のやり方には一つ問題があって、行政からの補助金が受けられません。

補助金がほしいときには、行政が推している作物を一定の収量以上育てなければならないそうです。

少量多品種とは逆方向で大量単品種が求められます。

「男なら一つにかけろ」「でっかいことはいいことだ」。高度成長期の懐かしい勢いを感じさせます。

例えば、ショウガなどは大量の施肥をして巨大化させます。そのために病気に対して極端に弱くなり、土も徹底的に消毒しなければいけません。

素人目で見ると、天候リスクの他に病気のリスクも加えた上に、さらに肥料、消毒のコストも高くなります。高知のショウガ農家は、その分を補助金と借金で補填しているような感じです。

借金をしてでも補助金をもらってハイリターンを狙うのか。しかし、これには全滅してすべてを失う危険があります。

ローリターンであっても低コスト、ローリスクで安全な農業を目指すのか。しかし、これをするためには幅広く深い知識が必要です。

どちらにしても仕事としての農業は素人にはうかつに手を出せない難しさがあります。

まあ、もともと素人が簡単にできる仕事なんてどこにもないのですが。。。




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