2年前にこの多摩の家に引っ越してきた時、
築30年以上の家の壁の中からはネズミたちが活動する音が聞こえていました。
カリカリガリガリ。
急きょネットで対策を調べると、ネズミは正露丸を嫌うとあったので、
エアコンの穴から壁の向こう側へ4、5粒放り込むと、
以来今日までネズミの音は聞こえてきません。
ネズミたちはどこかへ行ってしまいました。
よっぽど正露丸が嫌いだったようです。
今夜、
壁の中からは秋の虫の声が聞こえています。
コオロギかなにかです。種類はわかりません。
外の庭から入り込んできました。
鈴のような音がコロコロと壁の中から響いています。
壁一枚をはさみ、私の耳と虫は10センチも離れていないのではないでしょうか。
姿は見えないだけですぐ近くから大きな音が聞こえてきます。
私の頭の上で虫が鳴いているような感じです。
ネズミでも虫でも、
家の壁の中に生き物がいるというのはあまり気持ちのいいものではありません。
自分の足で早く外へ出てほしいと願っています。
ところで、
高知県日高村では時々家の屋根裏にムササビが住み着いたという話を聞きました。
一度捕まったムササビを見たことがあります。
ものすごくかわいいつぶらな瞳と恐ろしく狂暴な爪を持っていました。
同じ壁の中にいるなら虫やネズミよりもムササビの方が断然好きです。
写真は彼岸花。庭で勝手に咲いていました。