3年半、四国高知に暮らしたせいで味覚が変わってしまったようです。
以前死ぬほど好きだった埼玉の肉汁うどん(表題写真)に今日まったく感動しませんでした。
もちろん肉汁うどんもおいしいと思います。
ただ、やはり3年半も四国で讃岐うどんの洗礼を浴びてしまうと、もう昔の自分には戻れません。
例えるなら、3年半日本で暮らし、寿司を食べまくった後にアフリカへ移り、現地で大陸最高峰の寿司を食べたようなものです。
アフリカナンバーワン寿司といえども、日本の寿司を知ってしまったらなかなか感動するのは難しいと思われます。(アフリカは、寿司を食べたことはおろか行ったことすらありません。勝手な想像で書いています)。
それにしても、讃岐うどんの洗練された麺には改めて驚かされます。
小麦粉と塩と水。これだけの材料。
それに知恵と手を加えて世界一気持ちの良い麺を作ってしまう香川の職人は神です。今思い返すと、あの人たちは人間じゃなかったのかもしれません。背中に羽が生えてたかも。
そんなことを埼玉の硬くゴリゴリしたうどんを噛み切りながら思っていました。