埼玉からの贈り物

日高屋のチャーハン、大盛

生まれも育ちも東京多摩地域ですけれども、

高知を第一の故郷、埼玉を第二の故郷と思っている私にとりまして、

多摩の人たちがやれ「日高屋はおいしくない」だの、「山田うどんはまずい」だの偉そうに言うのを聞くと、

埼玉に住んでいたときだって同じような話を聞いていたとしても、

さすがにカチンときます。

わざわざ埼玉からやってきて開業してくれているのだから、多摩の人はありがたく「おいしいね」「おいしくいな」と言って食べればいいのにと思います。

だいたい多摩の食生活は埼玉からの贈り物がなければ成り立ちません。

外食で言えば他にも餃子の満州があっていつも満員ですし、

スーパーマーケットでしたら、ヤオコー、ベルクも埼玉の出身。

ヤオコーのおはぎは多摩でもおいしいと評判ですが、

あのおはぎは私が住んでいた川越市南古谷のヤオコーで生まれたものだと記憶しております。

そんなわけで、多摩の人たちがヤオコーのおはぎを誉めると、何の関係もないのにまるで自分が褒められているように喜んでいます。

ついでに高知からの贈り物は何かと考えると、

これは考えるまでもなく高知からやってくる野菜や魚がなければ多摩のスーパーは棚が空になってしまいます。

私にしてみれば多摩に暮らしていてもいまだに高知からの恩恵で毎日暮らしているようなもの。

ちなみに申し上げますと、私の高知県日高村は日本中の人たちに芋けんぴを届けています。

日本中どこへ行ってもスーパーの棚に並んでいるのはたいてい日高村生まれの芋けんぴです。

ひるがえって、

ここ多摩が日本や世界に何を届けているかというと、これがまったく見当たりまん。

埼玉に住んでいる時でも、高知に住んでいる時でも、多摩からやってきた食べ物やモノに出会ったことは悲しいことに一度もありません。

おかげで私が生まれ故郷、幼少時代を過ごした多摩を懐かしく思い出すことも皆無。

その土地で楽しく愉快に暮らしておりました。

ただ、今こうして多摩に戻ってみると、人様からいただくばかりで与えるもののない土地に暮らすのはどうにも居心地が悪く、

早く高知へ戻りたいという気持ちを新たにしつつ

埼玉からのやってきてくれた日高屋のチャーハンをありがたく大盛りでいただきました。

おいしかったかどうかはノーコメントで。

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