地下足袋を手に入れました。
歩いてみると、靴底が薄く地面との一体感が半端ありません。
最高です。
ついこないだまでは靴底が厚く中敷のクッションが柔らかい流行りのウォーキングシューズで歩いていました。
それが変わってしまったのは、先日イオンモール日の出で500円のフィットネスシューズを買った以来です。
この激安靴はもちろん靴底がペラペラ。
しかしそのおかげで地面からの情報が足裏から直に伝わって、歩いていて楽しくてしかたありません。
意外でした。
もう高性能のウォーキングシューズでは歩いていても退屈で死にそうになります。
靴の下に何があるのか、地面はどんな状態なのか、今までの靴はまったく伝えてくれません。
地面の情報を全部靴底と中敷が吸収してしまうからです。
そこで思い出したのが高知県日高村の山を歩いた時のこと。
同行した仙人と呼ばれている猟師のおじいさんと修験道のお坊さんのTさんは二人とも地下足袋を履いていました。
当時自分はブランド物の登山靴こそが最高だと信じていたので、二人の地下足袋を見てもなんとも思いませんでしたが、
今、振り返ってみると、
山の住人が使っているのだから、
これは地下足袋こそ究極のウォーキングシューズに違いない。
と思い立ち、楽天で買ってみたら、やはり予想通りでした。
最高の歩き心地。地球からのメッセージがどんどんと足の裏から入ってきます。足と地球が一体となる喜び。
良いものを手に入れました。
ただし、履くのに時間がかかるのが難点です。
表題写真は、昨年歩いた多摩動物公園のコアラ。